鹿児島の娘婿の実家から毎年送ってくれる
おばあちゃんの手作りの「ちまき」です。
鹿児島では端午の節句には欠かせないお菓子
だそうです。
もち米を木灰汁(あく)に一晩漬けてから
竹の皮で包み、3時間以上煮ます。
「灰汁巻き」ともいいます。
灰汁の成分が日持ちをよくさせるので
薩摩藩の武士の戦いの時の保存食だったとか
秀吉の朝鮮の役の時に、島津軍が持参したとか
伝えられているそうです。
灰汁のせいで、もち米がべっ甲色にとろけて
プルンプルンとわらび餅のような口当たりに
なるのです。
きな粉や黒砂糖、醤油などをつけて、
お餅と同じような食べ方をするそうです。
初めて食べたときはびっくりしましたが
私はプルプルとした食感が
やみつきになってしまいました。
私は、黒蜜をかけて食べるのが好きですが
娘婿の実家では白砂糖をかけるそうです。
近所の宮崎出身の友達にあげたら
そこも子供の頃から白砂糖をかけて食べている
そうです。
私は黒砂糖の方が合うように思うのですが・・・。
灰汁の濃さによって食感が違って、
濃くて黒っぽいのはプルプル感が強くて
何とも不思議な感じがします。
その代わり、灰汁の渋みも強いので
「通好み」かもしれません。
灰汁が薄いと、くせがない代わりにプルプル感は
少なくなります。
好みによって、各家の味に違いがあるようですね。
プルプルにつられて食べ過ぎるとになるので
要注意です。
またまた「いっちょかみ」のむうちゃんです。
私が写真を撮っていると必ず来ます。
お行儀が悪いですね。
いつもチョイチョイするのに、さすがにベタベタする
ちまきには手を出しませんでした。