11月25日に、同窓会から春日大社に正式参拝に行き
参拝のあと「直会(なおらい)」として「中旬の献」をいただきました。
<直会・・・神さまに供えた御神酒や神饌を祭典終了後に下げて、これを祭典に関わった者たちで共にいただくことをいいます。 神さまに供えたものをいただくことは、つまり神さまの御霊のこもったものをいただくことになるのです。 祭典の奉仕をする者は、その準備段階として、まず潔斎をして心身の清浄につとめます。 したがって、この間(準備段階から祭典終了時まで)は、平常とは違った特別の状態になります。 そこで、その特別な状態を解きほぐし、平常の状態に戻すための手だてとして、祭典終了後の直会が必要となるわけです。 直会の語源は「直り合い」をつづめたものといわれていますが、この場合の「直る」とは、平常の状態に戻ることを意味すると考えられます>
<中旬の献・・・古儀のひとつである旬祭は、宮中と春日大社のみに行われる重儀で、今から880年前に法性寺関白藤原忠通公の
御願によって始められたお祭りです。
その神人和楽の場である祭りには、必ず直会が催され、神に供した品を頂戴する習わしがあり
その響膳を「中旬の献」と申します。
本来、1月7日 のご祈祷始式参列者に饗され、豆飯(つはん・白むし)、鯛のつくり、鰤の焼き物、牛蒡、大根の酢の物など
一品一品それぞれの風味を生かして調理されています>
鯛は、井桁の形にして神様にお供えするので、同じ姿に盛り付けてあります。
鯛のおすまし・・・
お雑煮
キメの細かい滑らかなこしあんを、丸く型抜きしてありますが
味付は、うすい塩味です。少しは甘い方がおいしいと思いますが・・・。
神様にお供えするのと同じものですから、ありがたく戴きました。
お酒も、春日大社で造ってお供えするそうですが、これは一般の酒屋さんがつくったものです。
おいしい濁り酒でした