ハネっちのミリブロ?

エアガンはyahooオークションでもyukichi10500のIDで出品していますので併せてご覧頂ければ幸いです。

VSR-10 Gスペック カスタム流速サイレント

2020-11-27 11:56:53 | ボルトアクション(エアガン)

 

エアガン(エアソフトガン)における流速カスタム・流速チューンと言えば ‟射程は伸びるが発射音は増加する“ のが当然とされていますが、今回ご紹介するVSR-10はノーマルよりも発射音を抑えた静かな流速カスタムです。

 

という訳でまずはノーマル(サイレンサー無し)でのスペックを見ていきたいと思います。Gスペックはベースとなったプロスナイパーのバレルを短縮した言わばメーカー製 ‟プチ流速カスタム” 的な製品ですので一般的なゼロHOP 0.20g弾よりもパワーが出る0.25g弾HOP適正状態での計測を行っています。

計測の結果はパワー0.89Jで音圧95.6㏈、弾速は銃口直後、音圧は銃口から直角に約50cm程離れた室内でそれそれ別に計測しています。

 

続いて「カスタム流速サイレント」の結果です。パワーは0.28g弾使用時に0.91J、音圧は90.8㏈、パワーはやや上昇しているのに対して発射音は-4.8㏈の低下で消音効果を確認できるかと思いますが、この状態でもノーマルに対して射程距離や遠距離での命中精度を向上させ他の施工メニューと変わらないスペックを持ち合わせています。

でもなぜノーマルを軽い0.25g弾で計測しているのか気になった方はいませんか?

これはノーマルがそれ以上重い弾にHOPの性能で対応できないからなのですが、やはりサバイバルゲームを前提としたGスペックですからゲームに使えない条件で性能を比較しても意味がありませんよね。

 

でも今回のテーマは ‟消音化” ですので比較のためにノーマルでも0.28g弾を使って計測しています(画像左)、そして「カスタム流速サイレント」はさらにその上をいく0.30g弾での計測です(画像右)

結果はそれぞれ更に-0.4㏈の音圧低下が確認できました。でもノーマルはHOP最大でも十分な射程が確保できない状態、やはり0.25g弾を使うのがベストなようでした。

では「カスタム流速サイレント」に0.30g弾はというとこちらは全然OKで、HOPの調整幅にも余裕がありますのでお好みで0.28g弾と0.30g弾がお使いになれます。

 

そして空撃ち時の音圧も計測してあります。Gスペックには元々エアブレーキが搭載されているのでノーマルも空撃ちで極端に発射音が上昇することはありませんが(画像左)、「カスタム流速サイレント」はそこから更に-10.8㏈の消音化です。発射音は小さくなっても流速セオリーの‟発射音が空撃ち時よりも大きくなる”も確認できました。

 

最後はいよいよサイレンサーをつけての計測です。ノーマルの83.4㏈も間違いなくエアガントップレベルの低発射音なのですが「カスタム流速サイレント」は更にその上をいく79.5㏈です。

これがどのくらい小さな音かというと、コッキング時のボルト操作を勢いよくガチャっとやると既にこれ以上の音圧、計測時は他の雑音を拾わないように慎重に計測しないと何が何だかわからない結果が出てしまうぐらい、つまり周りの音に紛れてしまうくらい小さな音なのです。

 

流速カスタム=爆音、この常識を覆す「VSR-10 Gスペック カスタム流速サイレント」、遠くから音もなく飛んでくる正確な一撃に敵ゲーマーは恐怖することになる・・かもしれません(笑)