マルイの固定スライドガスガン SOCOM(ソーコム) MK23をベースにしたカスタムガンのご紹介です。
フィクスドスライドハンドガンの最右翼、ド定番と言えばこのマルイSOCOM MK23です。サイレンサーの装着を前提としたデザインはいかにも特殊部隊が好みそうな仕様で固定スライドガスガンらしい高性能がそこには凝縮されているのです。
左:マガジン温度28℃時 右:同36℃時
と思っていたのですが、ノーマルのパワーはこんなもの(0.54~0.58J)でした。ネット上では90m/s(0.81J)越えしているとか言われていますが(たぶん盛った話なんでしょうけど)、少なくとも最近のロッドではガスブローバック並みに抑えられています。あとよく言われるようなトリガープルの重さは感じません(こっちはココロノヤマイ的な話なんじゃないかと・・・)。
そんな訳で早速カスタム施工に入ります。まずは私のカスタムでは定番のバルブ&ガスルート加工、弱いハンマースプリングでもガス流量が確保できるので、トリガープルはそのままでも十分なパワーを確保することができます。
左:マガジン温度28℃時 右:同36℃時
施工後のデータはこんな感じでノーマル比134~139%のパワーアップとなりました。0.2g弾の弾速に換算すると85.4~90.0m/sですから公称値?と同程度かやや高いくらいです。やっぱりMK23ぐらいのサイズならこのぐらいは出ないと物足りませんよね。
左:ショートサイレンサー 右:標準サイレンサー(S2S)
あともう一点のカスタムポイントはサイレンサーです。標準サイレンサーの性能に文句はありませんがちょっと長すぎるような気もするので、アダプターを介して市販の少し短いタイプと交換してみました(アヒル1羽分ぐらいのショート化です)。
左:サイレンサーなし 右:ショートサイレンサー装着時
消音効果はノーマルサイレンサーと同程度、銃口から直角に50cm程離れた状態での計測ではサイレンサー無しの102㏈を90㏈まで減音することができました。発射音も ”バシュ” が ”ボスッ” にちゃんと変わります。
バレルとサイトの高さが近いハンドガンではサイレンサーを使うとサイトが被って見えなくなってしまうのですがMK23はちゃんと使えます。この辺はサイレンサーの装着を前提としたデザインの強みといったところで、お好みで色々なサイレンサーも装着できます(14mm正ネジ規格)
短くなったことで凄みが増した(ゴツくなった)気がするのは私だけでしょうか。ノーマルのトリガープルや発射音はそのままにパワーと機動性がUP、いかにも特殊部隊のソーコムが使いそうな強襲用ハンドガンができ上がりました(笑)
水平射飛距離 55m~(0.25~0.28g弾)
最大到達距離 75m~(0.25~0.28g弾)
以上、マルイ SOCOM MK23 パワーカスタムのレビューをお伝えしました。