ハネっちのミリブロ?

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マルイ VSR-10 プロスナイパー パワーカスタムε(イプシロン)

2023-08-22 09:55:08 | ボルトアクション(エアガン)

マルイ VSR-10 プロスナイパー をベースにしたカスタムガンのご紹介です。

画像左:BLS0.36g弾 画像奥:S&T0.36g弾 画像右:BLS0.40g弾

どこかのバカ:「そのVSRパワー何メートル?」

私:「0.9Jぐらい」

どこかのバカ:「だから弾速は何メートルよ?」

私:「70m/sちょっとかな」

どこかのバカ:「俺のはカスタムして97メートルやで(ドヤ顔)」

彼は自分のカスタムしたM40A3の試射をこの後に勧めてきたのですが、この手のパワーギリギリチューンは”大して飛ばない”のが定番、結果は予想どおりのものでした(笑) 

 

左:0.2g弾ゼロHOP  右:0.36g弾HOP適正時

飛距離が伸びないのは物理の法則に逆らったチューニングを行っているからで、実は弾速を上げることは飛距離を伸ばすのとは真逆の効果を発生させるのです。

原因は ”空気” 、速度を増せばその抵抗は加速度的に増えてしまいます。例えばこの「パワーカスタムε」は0.36g弾に適正HOPを掛けた状態で71.3m/sの弾速を発生させますがM40は97m/sですから36.6%高い弾速となります。でもこんな公式があるのをご存知ですか?

「運動エネルギー(この場合は空気抵抗)は速度の二乗に比例する」

つまり36.6%弾速が高いという事は空気抵抗も加速度的に増えることになります。その差はなんと1.85倍、せっかく上げたパワーも あっという間にそぎ落とされてしまうのです。

対して「パワーカスタムε」の空気抵抗はM40に対して僅かに54%しかありませんので飛距離を稼ぐには圧倒的に有利、おまけにパワーの低下率も54%になる訳ですから銃口直後のパワーが同じなら被弾時は2倍ほど痛くなる計算です。

 

「じゃあ、彼のM40も0.36g弾を使えばいいじゃないか」となりそうなものですが、実際には0.36gなんて重い弾はとてもじゃないですが普通のエアガンでは飛ばせません。HOPの摩擦がパワーを大きくそぎ落として弾道はヒョロヒョロ、そのメリットを感じることはできないでしょう。この机上の空論を現実のものにするには0.36~0.40g弾に合わせた専用のセッティングが必要になるわけで、つまりそれが「パワーカスタムε」なのです。

 

そして飛距離が伸びるだけではスナイパーライフルとしては不十分、伸びた分それに見合った精度も求められます。「短いバレルでも十分な精度がある」なんて言えるのは軽い弾を使うノーマルかそれに毛の生えたショボいカスタムガンの話であり、重量弾を使うのであればまだまだ精度を高める余地があります。今回のVSR-10プロスナイパーでは長いバレルに制振材を張り付けることで発射時の共振現象防ぎスナイパーライフルならではの高い命中精度も求めました。

 

左:ノーマル  右:パワーカスタムε

更に発射音の抑制にも力を入れています。サイレンサーを装着しない(アダプターを付ければ可能ですが)プロスナイパーだからこそ ”ごまかせない” のが発射音の増加です。ノーマル90.8㏈に対して僅か1.7㏈の増加に抑えれたのは制振材や静音構造による効果、それは一般的なの流速チューンやスプリング強化カスタム(さっきのM40など)よりも静かです。

 

飛距離や命中精度は0.28~0.30g弾を使う 並みのカスタムスナイパーライフル と比べても圧倒的、超ド級の重量弾(0.36g、0.38g、0.4g)を使う究極のアウトレンジウェポン、それが「VSR-10 プロスナイパー パワーカスタムε(イプシロン)」なのです。

水平射飛距離 75m~/0.36~0.40g弾

有効射程距離 85m~/0.36~0.40g弾

最大飛距離 105m~/0.36~0.40g弾

「マルイ VSR-10 プロスナイパー パワーカスタムε」のレビューをお伝えしました。

 


マルイ VSR-10 Gスペック パワーカスタム流速γ(ガンマ)

2023-08-21 09:55:28 | ボルトアクション(エアガン)

マルイ VSR-10 Gスペックをベースにしたカスタムガンのご紹介です。

私がまだ若い頃のサバゲ―スナイパーライフルと言えばマルコシのスーパー9(通称SS9)をベースにカスタムするのが定番でしたが、私の先輩が持っていたSS9はHOPがなくても平気で60m~を有効射程に収める極悪銃、全く"ソフト"なんて呼べないエアガンでした。

そんな先輩に憧れて私が買ったのがマルゼンAPS-2です。当時はまだHOPが入っていなかったので0.25g弾に合わせた固定HOPを自作しパワーも1.5Jぐらいにまで引き上げた(このぐらいはOKでした)そのAPS-2カスタムは先輩のSS9に負けないくらいよく飛んでいました。

でもナゼか当たらないんですよ(涙)

ゲームでの実戦射程(有効射程)はせいぜい40mちょっと、ノーマルorちょっとカスタムした電動ガンよりは多少有利ですがスナイパーらしく50m越えでヒットが取れるのは風がない時(滅多にありません)だけで、ちょっとでも吹けば弾は流されてしまいます。

「そりゃ、当たらんで(笑)」

あっさり言われてしまいました。先輩によると「スナイパーは重い弾を使って”なんぼ”」だそうで「弾速だけ上げても意味がない(精度は変わらない)」んだとか。そう言えば妙に重くて値段も高いAPS-2専用弾(0.29g)ってのがあったのを思い出した私はさっそくお店に買いに走ったのでした。

よく当たります(汗)

0.25g弾用のHOPだとちょっとおじぎしてしまうのですが風に流される感じは少なくなって弾道の予測はずっと楽になりました。弾の重さって大事なんですよ(HOPはあとで作り直しました)。

「で、先輩は何を使ってるんですか?」

「俺のは全開(パワー)でデジの43よ~(デジコン製の0.43g弾だよ)」

よく対戦相手からクレームがくる理由もこの時に分かりましたけど(汗)

 

そんな実体験から生まれた?のがこの「マルイVSR-10Gスペック パワーカスタム流速γ」です。規制が入って当時よりもローパワーになってしまいましたが、さらに重い0.3~0.33g弾を軽々と発射できるのは私のカスタムが当時より格段に進歩しているといったところでしょうか。1.5Jで0.29g弾を使っていた昔のAPS-2カスタムと同程度の飛距離や有効射程を得ることができ、もちろんノーマルGスペックと比べても格段の差があります。

 

左:0.2g弾ゼロHOP  右0.3g弾HOP適正

↑固定HOPのAPS-2カスタムでは問題にならなかった可変HOPのパワー変動(HOPを掛けるとパワーが下がる)についても対策を行っています。強いHOPを掛けてもパワーが落ちないセッティングはレギュレーションがしっかりしている現代のサバイバルゲームでは大切な仕様です。

 

左:サイレンサーなし  右:サイレンサー装着時

↑発射音も昔より格段に静かになっています。サイレンサーが標準装備されていることに加えて各部に静音加工を施してありますのでノーマルと同程度、昔はそんなこと気にせずに鬼固いスプリングを入れて凄い音させてる(私の先輩みたいな)人も沢山いました(笑)

 

静かな発射音に電動ガンを超える超射程、0.25~0.28g弾を発射するノーマルVSR-10に対して更に上の性能を目指した「VSR-10 Gスペック パワーカスタム流速γ」は、スナイパーが夢見る”ワンショット・ワンキル”を可能にするスーパーゲームウェポンなのです。

・水平射飛距離 70m~/0.3~0.33g弾

・有効射程距離 75m~/0.3~0.33g弾

・最大到達距離 95m~/0.3~0.33g弾

以上、マルイ VSR-10 Gスペック パワーカスタム流速γ(ガンマ)のレビューをお伝えしました。

 


マルイ VSR-10プロスナイパー パワーカスタム流速ε(イプシロン)レビュー

2022-12-28 18:00:29 | ボルトアクション(エアガン)

マルイ VSR-10プロスナイパーをベースにしたカスタムガンのご紹介です。

某有名ブログの「どのの重さの弾を使っていますか?」というアンケート結果(複数回答)によると一番使われているのは0.20g弾の75.2%、二番目が僅差で0.25g弾 の74.8%なんだそうです。そして流速カスタムやスナイパーが好む0.28g弾は19.4%、0.30g弾になると2.2%と重くなるにつれて使用者の数はどんどん減っていくようです。

でも今回の「パワーカスタム流速ε(イプシロン)」は0.36~0.40g弾という超重量弾に対応したセッティング、僅か0.6%(0.36g弾)しか使っている人がいないこのケタ違いに重い弾を発射するVSR-10は正に最強のスナイパーライフルとなります、たぶん(汗)

重い弾を使う人が少ないのは単純に飛ばないからです。このVSR-10プロスナイパーもノーマルで使えるのはせいぜい0.28g弾までで、それ以上になるとちょっと苦しそうでした。カスタム施工前の試射でも0.20g弾ゼロHOPで0.85Jあったパワーは0.36g弾にHOP最強時では0.65Jにまで低下してしまいます。弾道もヒョロヒョロとかろうじて飛んでるだけです。

でもそれがVSR-10の限界ではありません。

重量弾を発射できないのは ”HOPとパワーの相関関係”にあります。遠くに飛ばそうとするほどに強くなるHOPの摩擦でパワーがどんどん低下してしまうのでノーマルセッティングでは重量弾のメリットを生かすことができないのです。

でもHOPを作動させてもパワーが落ちないVSR-10で、しかもそれは超重量弾をも軽々と持ち上げる揚力(HOP)性能を持つのであればどうでしょうか?

「VSR-10プロスナイパー パワーカスタム流速ε」は0.20g弾ゼロHOP時には僅か0.54Jしかありませんが0.36g弾HOP適正時には最大パワーの0.91Jを発生させます。そしてそのHOPは0.4g弾をフラットに飛ばせる程に強力です。

銃を水平にした状態での到達距離は75m、マンターゲットへの有効射程は85mで最大の飛距離は105m、これらのスペックは超重量弾の持つ特性を最大限に引き出すことで達成できました。

↑左:ノーマルVSR-10プロスナイパー  右:パワーカスタム流速ε施工時

「こんなに強力な流速カスタムであればきっと凄い爆音仕様になってる!!」なんて思いますよね、でもご安心下さい。ノーマル90㏈に対してカスタム施工後はなんと87.6㏈と-2.4㏈の静音化にも成功、これならサイレンサーを使わなくても十分に静かです。*銃口から垂直に50cm離れた位置で、各パワー最大条件での比較

その秘密は射出力のアウターバレル内の空間をサイレンサーとして活用する排気ホール加工に加えて各部への制振処理、そしてシリンダー容量の適正化を図ることで実現した高効率な流速セッティングにあります。むやみなスプリング強化を避け、ピストンやバレルの振動を抑えたことで耐久性や命中精度の確保と共に静音化にも一役買っているのです。

0.36g弾 「"も" 使える」なら沢山ありますが、0.36g弾「 "を" 使う」カスタムスナイパーライフルは中々お目にかかることがでません。ノーマルVSR-10が10禁モデルに見えてくること請け合いの「VSR-10プロスナイパー パワーカスタム流速ε(イプシロン)」、こいつのスコープに捉えられるともう逃げることはできません(笑)

以上、マルイ VSR-10プロスナイパー パワーカスタム流速ε(イプシロン)レビューをお伝えしました。


E&C L96 カスタム流速サイレント レビュー

2022-11-10 22:06:20 | ボルトアクション(エアガン)

E&CのボルトアクションエアソフトガンEC-501をベースにしたカスタムガンのご紹介です。

E&Lと言えばスチール製のゴツイAKなんかで有名なメーカーですが、ボルトアクション式のスナイパーライフルも作ってるんですね~、と思ったら微妙に違います。こっちはE&C・・・M4系の電動ガンなんかを作ってるメーカーみたいです(汗)

海外製のボルトアクションエアガンを大別すると2種類あります。一つは「スポーツライン」の名称がつく軽量なサバイバルゲーム仕様で装備をできるだけ簡素にしたプレーンなモデル、そしてもう一つが今回のE&C L96のようなメタルパーツてんこ盛りでずっしりとした”重さ”や”質感”を売りにするモデルです。

スポーツラインはゲームで振り回す時に軽くて疲れにくいのが利点なのですが、じっくり狙うのであればある程度の重さも必要、質感的な部分は当然コストもかかっている重量モデルが優れます。

画像左:0.20g弾ゼロHOP  画像右:0.25g弾HOP適正時

E&C L96のノーマル時の実射データはこんな感じでした。0.20g弾ゼロHOP時のパワーは0.83Jで0.25g弾HOP適正時にも0.79Jとノーマルエアガンとしてはまずまずの性能です。

弾道も素直で取り立てて気になるような点はありませんでしたが、ゲームスナイパーを目指すのであれば電動ガンに対してもう少しアドバンテージが欲しいところです。

E&C L96の主な構造はマルゼンのAPS-2の派生モデルであるTYPE96に近くトリガーユニットはメタル製で強度も十分、そのままではトリガーが引っ掛かる感じがありましたので分解して調整してあります。マガジンの装弾数は25発です。

HOPもマルゼン仕様でマガジンの前部にあるイモネジを回して調整します。中古で入手したので調整用のレンチはありませんが、100均でも売っている市販のレンチでも代用可能です。少し奥の方にあるので長めの製品を選べば問題ないかと思います。

標準装備のバイポットもメタル製で十分実用になりますが、重ければもちろん外して使うこともできます。

マウントベースは一般的な20mmレイル仕様、3-9×40mmのズームスコープはこちらで用意したノーブランドの新品となります。L96はこの製品に限らずマウントリングの高さが低すぎるとコッキングしにくくなりますのでこのぐらいの製品が無難ではないかと思います。

画像左:0.20g弾ゼロHOP  画像右:0.28g弾HOP適正時

という訳でここからはカスタム施工後のスペックを見ていきたいと思います。0.20~0.25g弾対応のノーマルに対して、カスタム施工後はワンランクアップの0.28~0.30g弾が使えるようになります。

重量弾にはパワーの減速率が少なく風の影響を受けにくく同じパワーでも実射性能に優れる特性があり、その特性を生かしたカスタム施工で実射性能は射程距離や命中精度もレベルアップしたものになっています。

画像左:ノーマル  画像右:カスタム流速サイレント

私が実射性能と同じくらい気にするのが発射音、いくら飛距離があっても大きな発射音がするのではゲームでは致命傷、やはりスナイパーは静かに確実に一人ずつです。

画像左のノーマル94.4㏈に対してカスタム施工後は92.4㏈、共に最大パワー発生時に銃口から直角に50cm離れた位置で計測した結果となります。

バレル長が短くなる流速カスタムにおいては発射音が大きくなるのが常識とされていますが、カスタム流速サイレントは通常のバレルカットではなく排気用ホールから圧縮エアーをアウターバレル内で減圧することで同様の効果を発生させているのであの”バチーン”という流速チュー・カスタムにありがちな破裂音が発生しません。

さらに施工した制振材の効果によりバレルやピストンの振動を抑えることでノーマル同等の発射音と高い実射性能を両立することができました。

優れた実射性能に高い静粛性、0.28~0.30g弾で最大性能を発揮するE&C L96 カスタム流速サイレントはゲームスナイパーはもちろんプリンキングにもピッタリなエアコッキングスナイパーライフル、ワンショット・ワンキルが決まった時のゾクゾク感は電動ガンでヒットを取るのとはまた違った快感がありますよ(笑)

 

以上、E&C L96 カスタム流速サイレントのレビューをお伝えしました。

 


VSR-10 プロスナイパー カスタム流速サイレント

2021-04-28 20:54:16 | ボルトアクション(エアガン)

東京マルイのボルトアクションエアライフルVSR-10プロスナイパーをベースにしたカスタムガンのご紹介です。

サバイバルゲームのスナイパーライフルに求められる性能とは「飛距離」と「精度」、フルオートでバリ撃ってくる電動ガンに単発コッキングガンで対抗するのですからこれは絶対に必要です。そしてもう一つ外せないのが「静粛性」、大きな発射音では自分の居場所が敵にバレてしまいますし、反射神経の優れたゲーマーなら弾が到達するまでのわずかな時間でも素早く回避行動をとられてしまいます。その条件をすべて備えたスナイパーライフルがこのVSR-10 プロスナイパー カスタム流速サイレントなのです。

 

カスタム流速サイレントは名前の通り流速チューン・カスタムに属する施工内容で、加速に必要なインナーバレル長を短縮(カットはしていません)し、ピストンスプリングを強化することで射出力の向上を図っています。

ノーマルプロスナイパーのパワーピークが0.2g弾ゼロHOP時なのに対して、 カスタム流速サイレントは画像左の同条件時よりも画像右の0.28g弾HOP適正時に最大パワーを発生、空気抵抗や風の影響を受けにくい重量弾に対して十分なパワーと揚力(HOP)を加えることで飛距離と精度を向上させています。

 

そしてもう一つの特徴が発射音です。一般に流速チューンと言われるセッティングを行ったカスタムエアガンは「爆音」と評されるような大きな発射音がしてしまうものなのですが、このセッティングはちょっと違います。

カスタム流速サイレントは前述したように単純なバレルカットを行っていません。代わりに行うのがレゾネーター加工でインナーバレルとアウターバレルの間にある空間を反響空間として利用することで共鳴効果による消音を行っているのです。

その効果は画像左のノーマル発射音が92㏈なのに対して画像右の89.3㏈と-2.7㏈の減音効果を発揮、流速化で大きくなった発射音を抑えて更にノーマルよりも小さな発射音を実現しているのです。 *計測は銃口から直角に約50cm離れた室内で計測しています。

 

そしてプロスナイパーにもサイレンサーアダプターを装着すればサイレンサーを取り付けることができますので試してみました。結果はノーマルサイレンサーなしに対して-13.3㏈の78.7㏈、サイレンサーを使用しなくても十分静かですが更に小さな発射音となりました。

 

プロスナイパーならではロングバレルの精度と流速カスタムによる遠距離性能のUPに加えて小さな発射音で、サバゲースナイパーに求められる性能を凝縮したVSR-10 プロスナイパー カスタム流速サイレント、もちろんプリンキングを楽しむのにもムードバッチリに仕上がっています(笑)