ハネっちのミリブロ?

エアガンはyahooオークションでもyukichi10500のIDで出品していますので併せてご覧頂ければ幸いです。

S&T M933 パワーカスタム流速

2022-03-13 14:05:35 | 海外製STD電動ガン(エアガン)

S&T M933 M4スポーツラインをベースにしたカスタムガンのレビューです。

「スポーツライン」とは海外製エアガンで樹脂製のエアガンによく付けられる名称、金属製の製品に対して軽くサバイバルゲームでも振り回しやすいことがメリットとして紹介されています。

樹脂製といってもアウターバレルやバレル基部、メカボックスなどは金属でできているのでマルイのスタンダード電動ガンぐらいは剛性もあるようです。ナイロンファイバーそのままの仕上げはいかにも質実剛健といった感じですが、テカテカしておもちゃっぽい訳でもなく、塗装がゲームでボロボロになることを考えるとこれはこれでアリじゃないかという気もします。

刻印というかプリントはこのモデルのオリジナル、商標にお金をかけないのは無駄のないスポーツラインらしい選択ですがマウントベースまで樹脂製なので光学サイトを乗せるのであれば軽量なものを ↑ この辺(強度が一番高いです)に装着することをお勧めします。マガジンは画像のLONEX製の他にもマルイ等色々なマガジンと互換性があります。

HOPの調整はチャージングハンドルの操作でダミーボルトを後退させてから行います(調整が済んだら指で戻して下さい)。ノッチの付いたレバーを操作して調整するのはVSR-10に近い感覚で好印象ですが肝心の弾道は・・・(汗) まあこの辺は調整する楽しみということにしておきます。 

マズルハイダーはメタル製で14mm正ネジ規格、電子トリガータイプは逆14mmに改められてはいますがコストダウンで素材が樹脂にランクダウンされているようです。

ノーマル時のスペックはこんな感じです。0.20g弾ゼロHOP時で0.82Jはマルイ次世代クラスのパワーが出ています。「ゲームにも十分使える」と評価する人が多いのも納得なんですが、重量弾を使うとハンドガン並みのパワーしか出ないのはちょっと物足りません。

という訳でカスタム施工後のスペックがこちらです。0.20g弾ゼロHOP時は少し下がって0.77Jですが、0.28g弾HOP適正時にはノーマルの2倍近い0.85J、次世代電動ガンでもここまでのスペックはありません。飛距離や命中精度もトップクラスで、海外製電動ガンにありがちなギアノイズを調整したことでフルオートサイクルも向上しています。

発射音はこんな感じです。ノーマル時の95㏈はこのサイズの電動ガンでは一般的なものですが、バレルを短くしてメインスプリングの強度も上げたはずの「パワーカスタム流速」を施工した状態では逆に一回り小さくなって93㏈、さらにサイレンサーを装着すると92㏈、うるさくしないのが私のカスタムガンのモットーです。 *銃口から約50cm離れた屋内で計測しています。

軽くて扱いやすい上に重量弾をバシバシ撃てる「S&T M933パワーカスタム流速」は、”しょぼいスポーツライン”なんてナメてくる奴らを皆殺しにするために生まれたゲームウェポンなのです(笑)

以上、S&T M933パワーカスタム流速のレビューをお伝えしました。

 

 


S&T M4 BABY SBC パワーカスタムβ(ベータ)

2022-03-01 20:21:41 | 海外製STD電動ガン(エアガン)

S&T M4 BABY SBCをベースにしたカスタム電動ガンのレビューです。

S&Tのエアガン(エアソフトガン)を一言で表すと「質実剛健」、多少荒い造りの部分もありますがマルイ製で強度が問題になるような部分が最初から補強されているのでとにかく丈夫な造りになっています。その荒い部分が性能を落としているのも否めませんが、逆に言えばその辺を詰めてあげると性能もグッと良くなるのです。

ノーマル時の性能は標準的なスタンダード電動ガンといった感じで飛距離と精度はまあまあ、特に悪いって程ではありませんがそれ以上でもありません。あとギアノイズもちょっと気になるかな・・・その辺をカスタムして”使える赤ちゃん”に育ててみました。

 

パワーカスタムβ施工後の性能はこんな感じです。パワーカスタムβは0.28g~0.30g弾の使用を想定した私の電動ガン用セッティングメニューですが、重量弾を使うことによって空気抵抗によるパワーの減衰を低く抑え風の影響にも強いことで屋外での命中精度の向上も高めます。

0.28g弾HOP適正時で0.85J程度のピークパワーを発生させることができますがこれはHOPでパワーを抑えこんでいる訳ではないので弱めてもパワーが上がることはありません(ゼロHOP時で0.73J)、一般的なセッティングとは異なるパワー特性になるのが流速カスタムの特徴の一つです。

 

ノーマル時もそうなんですが発射音は搭載されているハイダーがラッパ状になっているので大きめです(105㏈)、そのため音が気になる方はサイレンサーの仕様をお勧めします。M14逆ネジ規格のサイレンサーを装着すれば-13㏈の減音効果を確認できました。

 

マガジンはマルイスタンダード電動ガンのM4と互換性があります。標準装備のマガジンは300連タイプとなります。

 

チャージングハンドルを引くとダミーボルトの奥からHOP機構がのぞけるのはマルイM4と同じです。

 

バッテリーはストック底部のふたを開けて交換します。ミニSタイプが指定になっていますがスペース的には余裕がありますので多少大きなサイズのバッテリーでも収納できるのかもしれません。

 

商品には含まれませんがサイレンサーとサイトを装着したBABYSBCです。固定ストックのガッチリした剛性感は収縮式にはない安定感があり、カスタムの施工で高まった実射性能を妥協なく発揮できます。作動ノイズも小さくなってサイレンサーを使っても違和感のない発射音に、”山椒は小粒でピリリと辛い” S&T M4 BABY SBCはそんな表現がぴったりのカスタム電動ガンに生まれ変わったのでした。

以上、S&T M4 BABY SBC パワーカスタムβのレビューをお伝えしました。