ハネっちのミリブロ?

エアガンはyahooオークションでもyukichi10500のIDで出品していますので併せてご覧頂ければ幸いです。

マルイ VSR-10プロスナイパー パワーカスタム流速ε(イプシロン)レビュー

2022-12-28 18:00:29 | ボルトアクション(エアガン)

マルイ VSR-10プロスナイパーをベースにしたカスタムガンのご紹介です。

某有名ブログの「どのの重さの弾を使っていますか?」というアンケート結果(複数回答)によると一番使われているのは0.20g弾の75.2%、二番目が僅差で0.25g弾 の74.8%なんだそうです。そして流速カスタムやスナイパーが好む0.28g弾は19.4%、0.30g弾になると2.2%と重くなるにつれて使用者の数はどんどん減っていくようです。

でも今回の「パワーカスタム流速ε(イプシロン)」は0.36~0.40g弾という超重量弾に対応したセッティング、僅か0.6%(0.36g弾)しか使っている人がいないこのケタ違いに重い弾を発射するVSR-10は正に最強のスナイパーライフルとなります、たぶん(汗)

重い弾を使う人が少ないのは単純に飛ばないからです。このVSR-10プロスナイパーもノーマルで使えるのはせいぜい0.28g弾までで、それ以上になるとちょっと苦しそうでした。カスタム施工前の試射でも0.20g弾ゼロHOPで0.85Jあったパワーは0.36g弾にHOP最強時では0.65Jにまで低下してしまいます。弾道もヒョロヒョロとかろうじて飛んでるだけです。

でもそれがVSR-10の限界ではありません。

重量弾を発射できないのは ”HOPとパワーの相関関係”にあります。遠くに飛ばそうとするほどに強くなるHOPの摩擦でパワーがどんどん低下してしまうのでノーマルセッティングでは重量弾のメリットを生かすことができないのです。

でもHOPを作動させてもパワーが落ちないVSR-10で、しかもそれは超重量弾をも軽々と持ち上げる揚力(HOP)性能を持つのであればどうでしょうか?

「VSR-10プロスナイパー パワーカスタム流速ε」は0.20g弾ゼロHOP時には僅か0.54Jしかありませんが0.36g弾HOP適正時には最大パワーの0.91Jを発生させます。そしてそのHOPは0.4g弾をフラットに飛ばせる程に強力です。

銃を水平にした状態での到達距離は75m、マンターゲットへの有効射程は85mで最大の飛距離は105m、これらのスペックは超重量弾の持つ特性を最大限に引き出すことで達成できました。

↑左:ノーマルVSR-10プロスナイパー  右:パワーカスタム流速ε施工時

「こんなに強力な流速カスタムであればきっと凄い爆音仕様になってる!!」なんて思いますよね、でもご安心下さい。ノーマル90㏈に対してカスタム施工後はなんと87.6㏈と-2.4㏈の静音化にも成功、これならサイレンサーを使わなくても十分に静かです。*銃口から垂直に50cm離れた位置で、各パワー最大条件での比較

その秘密は射出力のアウターバレル内の空間をサイレンサーとして活用する排気ホール加工に加えて各部への制振処理、そしてシリンダー容量の適正化を図ることで実現した高効率な流速セッティングにあります。むやみなスプリング強化を避け、ピストンやバレルの振動を抑えたことで耐久性や命中精度の確保と共に静音化にも一役買っているのです。

0.36g弾 「"も" 使える」なら沢山ありますが、0.36g弾「 "を" 使う」カスタムスナイパーライフルは中々お目にかかることがでません。ノーマルVSR-10が10禁モデルに見えてくること請け合いの「VSR-10プロスナイパー パワーカスタム流速ε(イプシロン)」、こいつのスコープに捉えられるともう逃げることはできません(笑)

以上、マルイ VSR-10プロスナイパー パワーカスタム流速ε(イプシロン)レビューをお伝えしました。


S&T M4 BABY M231ストックver. パワーカスタムβ(ベータ)

2022-12-21 18:00:29 | 海外製STD電動ガン(エアガン)

S&T M4 BABY M231ストック仕様をベースにしたカスタム電動ガンのご紹介です。

"赤ちゃん” というにはあまりにも凶暴なカスタムガン、それが今回のM4 BABY パワーカスタムβです。0.28~0.30g弾という重量弾をフルパワーで容赦なく発射できるのにサイレンサー装備で発射音は静か、敵が射程に入る前にこちらはアウトレンジから一直線に伸びるフルオートシャワーを浴びせることができます。

マガジンはマルイM4マガジンと互換性があります。やっぱり今持ってるマガジンがそのまま使えた方がユーザーとしては便利ですよね。

このサイレンサーノーマルの状態では消音効果がありませんでした。インナーバレルを長くして実射性能を上げようとするのは理にかなった設計とも言えますが見掛け倒しなのはちょっと・・・

そんなノーマルの実射データはこちら、サイレンサー内までインナーバレルが伸びているのでサイズの割にはパワーも十分ですがHOPを掛けると大きくパワーダウンしてしまいます。でも海外製モデルには珍しくギアノイズも少なく軽量弾を使うインドア戦ぐらいであればそのまま使えそうです。

カスタム施工後は重い0.28g弾の方が相性も良くなります。弾代を気にしない方はさらに重い0.30g弾も試してみて下さい。同じパワーでも軽い0.20g弾とは異次元な性能を味わうことができると思います。

HOPを掛けてもパワーダウンしない(逆に上がる)のは流速カスタム・チューンではよくある現象なのですが私のパワーカスタムβはこれをフルシリンダーではなく穴の開いた加速シリンダーでセッティングする仕様です。そのためスプリングレートを極端に上げる必要がなくフルオートサイクルやトリガーレスポンスもノーマルと殆ど変化しません。

インナーバレルを短縮するのは流速カスタムでは定番の手法ですが、今回はこれを利用してダミーだったサイレンサーも機能させています。ちゃんと消音材も入れていますので十分な消音効果があります。

発射音の計測結果は左からノーマル、中央がカスタム施工後、右がサイレンサー非装着時です。ご覧のようにサイレンサーを機能させた施工後のパワーカスタムβはノーマル95.2㏈に対して-6㏈の89.2㏈と圧倒的に静かになっています。じゃあサイレンサーを外すと爆音なのかというと-2.7㏈の92.5㏈でこれもノーマル以下、爆音じゃない流速カスタムもあるんです。

そして外装式だったバッテリーの収納場所も変更しました。バッファーチューブの空間を利用してバッテリーを収納するには配線を後方に引き直す必要がありましたがこっちの方が断然スマートです。クレーンストックに入るセパレートタイプや同じ長さのスティックタイプリチウムポリマーバッテリーが入ります。

小さくて静かでパワフル、命中精度だって悪くありません。ドクロマークが似合う最強の赤ちゃんが誕生しました(笑)

 

以上、S&T M4 BABY M231ストックver. パワーカスタムβの完成レビューをお伝えしました。

 


CANON LENS FL 135mm F3.5

2022-12-15 19:23:15 | レンズ

今回は「CANON LENS FL 135mm F3.5」の分解掃除です。

このレンズは1966年に発売されたフィルムカメラ時代のレンズで、ふつーレンズの根本に収められる絞り羽が先端に配置されていた時期のものです。
 
分解掃除スタート(^ω^)   ますは先っぽのイモネジを外します
 
するとレンズの前ユニットと絞り羽ユニットが取り出せます
 
絞り羽ユニットのゲージリング等を外します
 
にょっきり伸びてるアームは、マウント側にある自動絞りの切り替えリングまで繋がっていて半世紀経つとここがべっきり折れる事もあるそうです(^^;
 
ユニットから絞り羽をとりだして脱脂します
 
次は後ろのマウント側の分解です
 
レンズ1枚とピントリングを外したら
 
鉄の筒だけに・・前に絞り羽があるので後ろはシンプル
 
カビだらけの鏡筒とレンズ掃除ができたら組み戻して終了です
 
最短焦点距離1.5mF値3.5、特に寄れるわけでも明るいわけでもないレンズですが無理してないぶん写りは優秀で今でも十二分に使えそうです( ^)o(^ )
 
という感じで「CANON LENS FL 135mm F3.5」の分解掃除でした。