今回はちょっとだけ体を張った実験です。
私が思うにサバイバルゲームをやってる人って真面目な人が多いんじゃないかと思います。だってヒットの判定は自己申告、撃たれた人は自ら敗北を認めるのですからお互いに誠実でなければゲームは成立しません。
ただ中には撃たれても黙っているクソヤローな人もいる訳で、そんなゾンビ(ヒットされても黙ってる人:サバゲ―用語)対策のためにも被弾感覚の強い=当たると ”痛い” エアガン(エアソフトガン)が必要になってくるのです。
「でもパワーの上限は決まってるだろ」って? 大丈夫、同じパワーでも 痛いのはちゃんとあるんです。
それは 私のカスタムしたこの電動ガン↑ です(アヒルは気にしないで下さい)。0.25~0.28g弾の特性に合わせたセッティングは0.2g弾を使う一般的な電動ガンにはない痛みをもたらします。
実験は0.2g弾、0.25g弾。0.28g弾を使ってそれぞれ約40m離れた場所から被験者(私です)の背中をセミオートで10発ぐらい撃ちます。尚、 痛さの度合いはすべて 主観になりますので予めご了承下さい(汗)
では0.2g弾から始めます。HOP適正時のパワーは0.78J(初速88.74/m)、一般的なスタンダード電動ガンやちょっとしたチューニングガンを想定したレベルです。弾はS&T 0.2gバイオBB弾を使用しました。
被験者の感想「ぜんぜん余裕~♪」
0.8J程度と言えば次世代電動ガンクラスのパワーですが0.2g弾を使うと当たった感覚は殆どありません。痛くないので「黙っていようかな」なんて考えてしまう人が出てくるのも納得で、この程度の性能しか出せないのに後でクレームを入れる人も大人げない気がします。
次は0.25g弾です。HOP適正時のパワーは0.84J、0.2g弾よりもより強いHOPを掛ける0.25g弾でパワーが出るのは重量弾に合わせた流速カスタムの特性、次世代電動ガンよりもワンランク上の性能です。0.25gマルイ製バイオ弾を使用しました。
被験者の感想「おっと」
被弾感覚は明確になりました。これでゾンビかましてくるヤツは故意にそうしているのでしょう。服に当たる音もしっかりと聞こえ臨場感のあるサバゲ―が楽しめそう・・・つまり痛さにはまだ余裕があります。
最後は0.28g弾です。HOPの強度をさらに強めたので0.25g弾時よりもややパワーダウンしていますが弾道はフラット、ボルトアクションのVSR-10 シリーズと並ぶ性能です。
被験者の感想「やめて~(涙)」
パワーは0.2g弾の時と殆ど変わらない(0.79J)のに痛みは0.25g弾よりも断然上、じっとしていられずに悶える様子を見た射手(妹のイン子)も面白がって撃つのを止めてくれません。結局20発ぐらい撃たれたところで実験は終了しました。
まとめ
弾速計で測る数値は必ずしも被弾時の痛みを示している訳ではありません。でもそれを低く抑えることができるのが重量弾、空気抵抗で失われる運動エネルギーを低く抑えることができるのです。そしてその重い弾に強いHOPを掛けて尚且つパワーの低下を最小限に抑えるのが "流速カスタムで、つまりはこのカスタムの魔法のような特性=” 当たると痛いセッティング" という訳です。
いくらパワーを上げてもそれが軽い0.2g弾でしか発揮できないのであれば無意味、「俺のは初速○○m出てる」なんて意味不明な言葉(弾速の単位はm/sです)を発している人には分からないかもしれませんが0.28g弾ってあたると痛いんですよ(笑)
*ベースガン:S&T M4A1 施工メニュー「パワーカスタム流速」
水平射飛距離60m ~
有効射程距離65m~
最大到達距離85m~