心の花束

つれづれなるままに心の中に花束を持ちたい

献体

2012-04-16 | 教会
教会の会員さんが入院された。
検査を受けたところ悪性の胃癌だと言う。
彼女は献体登録をしています。
死を迎えた瞬間からして欲しいことを事細やかに娘さんに話され、
葬儀の式次第まで準備されています。
彼女からは「自分の亡き後、娘さんの力になってください」と頼まれているのだが・・。

昔、大江健三郎氏の著書(?)に「大学病院で献体された死体をプールから出すアルバイトをした」
という記事を読んだことがあります。
それまでは献体しようと思っていた私ですが、そこで心変わりしたことを思い出しました。

ところが、現代では冷凍保存らしく、解剖前にお別れするための面会も出来るそうです。
面会した人の話では、保存状態は非常に良いとのこと。

遺された者の気持ちはどうなんだろう。
臓器提供意思表示カードは持っていますが、少し、気持ちが揺れています。

研究に使われて遺骨が戻ってくるのは2〰3年先になるらしい。
コメント (8)
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