冬晴れ間
2013-01-12 | 介護
午後1時、利用者さんの家を訪れるとグッタリされて起き上がれない状況です。
90歳です。この年代の人は気丈ですね。と、言って放ってはおけません。
まずは事務所に連絡しましたが、夕方ケァマネージャが訪れるということ。
心配です。
一人暮らしは気ままで良いものですが体調を壊した時は大変です。
ご家族も心配なはず・・・・。なのに、子供たちが心配するから連絡しないと言われます。
そこで、一喝です。
「何のための家族ですか?子供さんたちの気持ちも考えてあげて下さい」と。
連絡が取れました。娘さんの対応で緊急入院です。
帰り道、公園で一息。
「寒中 響く幼子の声に 士気たかめ」な~んて
子供たちのはしゃぐ声に「頑張らなくちゃ」と自身に発破をかけながら。
社会の矛盾と共に家族の在り方も・・・・・。
公園で子供たちのはしゃぐ声に励まされました。
私は一緒に住んでいたので楽(?)でした。
アッ 金がかかりませんでした。10年の介護生活が今の私を作ったのでしょうね。夫が悪くなってもあせらない私がいます。
しょうか。
私の母が84歳で痴呆に、家庭で5年、特養で4年を
過ごしましたが、家庭での介護は大変でした。
実は特養でのことですが、私は通勤の行き帰り、休
日には優先して母との時間を過ごしました。
寮母さんも結局はサラリーマン、食事の介助などは
時間をかければ完食ができますが、20分程度で食
事を下げられます。
外に連れ出すことことも殆どありませんので、必ず
1時間は車椅子で外を散策します。
施設長の話、近くに息子や娘が住んでいても、訪れ
るのは月1回程度、年に4,5回の家庭が大半だそ
うです。
一人暮らしの高齢者も同様のようですね。
親子の絆はどんどんと離れて、家庭が存在をしなく
なってきている、高齢者福祉を家庭の責任の原点
から見直すべきではと思いますが。