よく忘れる。いくら頑張っても出てこない。特に名前。下手すると隣の席の名前まで。度忘れ。病気だろうか。さすがに
かみさんの名前は覚えてる。下手すると子供の名前まで。痴ほうかしら。歳かしら。一方関係ないことまで覚えてる。
昔のこと。小さい時の記憶。誰でもあるだろう。デパートの屋上でカーレースのゲームを10円でした記憶とか。
初めて入った喫茶店のカレーの味のすばらしさ。これは親父も言っていた。お替りしたそうです。やはり血筋。
今ではレトルトのほうがおいしいものもある。初めて握った彼女の手。今はどうしているのだろう。しわくちゃだろう。
一番古い映画の記憶。一瞬の記憶。月光仮面。どこの誰だか知らないけれど。小さな村の公民館で見た記憶。確か映画。
はしゃぎすぎて叱られた。戦争の記憶はない。広島原爆の際、光が山を覆ったそうな。終戦記念日。戦いはいやだ。
映画の中だけにしてほしい。戦うのは怪獣だけでいい。巻き添え食うのはまっぴらごめん。なんか忘れてしもた。
知っているのに忘れて出てこない。あなたはないですか。やさしさ。おもいやり。ん。なんだったけ。協調性。いっぱい
ほかにもあるかな。わすれている。たまには思い出してやりましょう。小さいいさかいが大きくなることを。
ゴジラ。お前の出番だ。モスラ私の活劇の最初のページ。ザ・ピーナッツ。初めてのファン。フー暑い暑い。ぶんぶん
扇風機のファンが回ってる。雨が傘踊りの効能でうるさく降って、少しは涼しくなった。モスラ其処まで扇がなくても。
お酒のつまみはピーナッツ。余興で踊るゴジラ。お酌はモスラ。カラオケはギャオスのガメラのディエット。曲目
月光仮面は誰でしょう。月曇る夏の十五夜幾年の記憶はいつも忘れがたき。合掌。