今日はジャージのおとなしいスタイル。こないだ派手だなって言ってしまったおねいさん。素敵な色だねって言えば
よかった。どうも勘違いされたみたい。普段はカラフルなゴルフパラソル。赤青黄いろの三原色。時には紫のスパンコール
下半身は黒すっぱっつ。膝が悪ので両足のサポータ。一番カラフルがスポーツタオル。卓球に欠かせません。6の倍数で
汗をぬぐう。卓球は汗をかく。暑い。蒸し暑い。体育館の窓は上にある。あ。小さいのが下にあるが球が出るので。
休憩中に扉を開けて涼をとる。そこでおねいさんが決めポーズ。彼女の両脇を風が抜けて私に当たる。言ってしまった。
ほんとの話。「おねいさん。今日は匂わないね。」以前体中からいい香りの日があった。そのことを私の脳が覚えていた。
つい言ってしまった。悪い意味ではなくて、そうだったから。汗のにおい。フェロモンのにおい。そんなんじゃない。
洗いざらしの石鹸のにおい。香水だったかもしれない。色だけじゃない。香りもカラフルなおねいさん。ほほも赤い。
驚いて、真顔で、はにかんで、笑う。おねいさんの顔が変化した。とたんに手をかけていた扉がするすると動いてこけそう
になる。手をつないていた。かごめかごめ。おねいさんの頬はますます赤い。後で手のひらを嗅ぐとうっすらな香り。
おねいさんの名前は香り。石川佳純のような強気で攻める。今日のダブルスはおねいさんと組みます。もたもたしてたら
お尻をはたかれた。危ないあねいの香理ちゃん。鉄のサポータ入れとこう。微笑み返し。フェロモン返しじゃお尻ブー
はずみでおならが飛び出した。それがこもって臭いこと。おねいさん。防御スーツに着替えてた。ラストシップ。おわり