かぐや姫

たいした記事ではないけれど。

カバー

2020-05-26 19:04:10 | 日記

最悪の一日。奥歯にかぶせてあった金属が、チョコレートとともに外れた。

歯医者に予約。午前中に行く。かぶせ直してもらった。不吉な予感。

それでも行くカラオケ喫茶。常連が顔を連ねる。いつものカラオケ喫茶に

なるはずだった。思わぬ事態。なんとお嬢が顔を出した。しかもよそよそしい。

顔見知りから、他人に転落。つらい歌を聞く。その場所に一緒にいるだけで

息が詰まる。いやむしろ他人がイイかも。それ以上の忌み嫌われ方。なんで?

自問自答の翁。なるほど。男ができたのか。悔しい気持ちに満たされる。

コレから、お嬢が来るたびにこの気持ちを味わうのか。くわえてママから

注意される。帰り道は混んでいて、泣きっ面に蜂。このダメージはなかなか

癒えないだろう。生まれて初めて。こんなに人を好きになったことがない。

何もなかったが、恋は残った。暫らく泣いて過ごさねば。どうしたらいい。

かといって、代わりの婆に恋するわけにいかない。忘れる。つぎの女を探す。

代替。カバー。どうしておぼろ月、こおり健太。はカバーしかないのか。

やっぱり本物の歌がいい。お嬢のカバーは誰もできない。お嬢のばかー。

地面を掘って叫んでも、響く木霊は、おぼろ月。鏡にお嬢はうつらない。

あーあ俺はなんなんだ。いい暇つぶしになったろ。また始めればいい。

何処まで行っても、詰めの悪い翁。お前のカバーはできない。神に見放された

翁。かみさんの機嫌を取る。