午前中かないが出かける。買い物はお昼から。そこで美容院に電話してみた。
なんとかしてくれる。バリカンを当てるだけ。ものの15分。さっぱりしました。
家内が帰ってざるそば食って、いざ行かん。何かいいことある予感。
クルマの台数は2台。あーあ大したことないか。入ったらおばさんが3人並んでいた。
オオ割合いいかも。独身のおばさん3人。長し目で、やらしく眺める。しかし
向こう側に座っているので、話ができない。そこで、精いっぱい歌う。
愛の歌。通じただろうか。無反応なおばさんたち。もひとつ盛り上がらない。
恋の始まりは、こんなもんじゃないだろう。何かが欠けてる。隣に座らなきゃ。
壁の花たちは、次々に歌う。皆恋に無縁の表情。だから独身でいる。
家内の約束の時間が来た。後ろ髪を引かれる思いで、店を出る。何かいいこと
なかった。道で遊ぶ子供たちにあたる。気持ちの上で。何かのきっかけを
作るのは大変。せめてディエットでも誘ってくれたら。その雰囲気にならなかった
刺身は、バトウ。230円。チャンスを待つ翁。独身が3人もいたのに。
恋の手練れのはずなのになぜ。不細工だったから。気持ちのどこかにセーブが
かかる。ごめんねおばさんたち。貴方たちは悪くない。ちょっと気分が
のらなかった。今度はキッチリ恋の遊びをしよう。直電話希望。でも家内が
いるときはだめ。何だ電話するときないじゃないか。その時メールするから。
電話ok。これって浮気?家内に聞く。浮気でしょ。吹き出す家内。友達から
電話と同じ。気にしないわ。メールはチェックする。言葉は消える。愛していても
メールの恋は消えない。おかしなことを。消せばいい。消し忘れたら怒るよ。
光る携帯。心に刺さる。浮気メール。怪しい。翁の携帯が消えた。
翁は有名なマジシャンだった。奥さん携帯隠さないで。家内は名うての警察犬。
どうしてわかった。恋のにおいがしたから。なまぐさい。生ものです。
ついでにへそくり見つけたわ。何から何まで見つかる。しかたなく家内に
恋のメールを送る翁であった。自分のにおいはわからない。恋に紛れて恋を
する。アドレスも家内の名前に替えました。電話番号名も家内。上木。
ダメだろうか。???駄目に決まってる。