午前中家内が出かける。ジンクスで土曜日はツキがない。寝たり歌を歌ったり。
ひるになる。ざるそば食って出かける。どんな不幸が舞い降りるやら。
きっといい女は来ない。思いながらドアの前に立つ。ご夫婦と友達。ジジイ一人。
じじいの隣に座る翁。入り口に一番近い。なぜか。タバコを吸いに出るに
便利がいい。いい席を取った。なんとナイスぼぢぃいのおばさん来店。理想に
近い。だが爺じいの隣に座る。話しができないうえに、爺と楽しくおしゃべり。
はがイイやら、悔しいやら。爺が帰ったら、彼女も帰る。少ししか話が
出来なかった。来た来た苦手のおばさん。やっぱりか。この展開が今日のツキ。
妙な雰囲気の店内。我慢しきれず帰る翁。こらこら音程キーをかまうな。リモコンで
おばさんが触る。おかげさんで大阪ボレロが途切れてしまった。酷い終わりだが
我慢する。お嬢に逢えたから。また来てね。お婆が手を振る。行くところがない
翁。強く出れない悲しい翁。家内と買い物。夕方は我が物顔がいっぱい。
踊り場は、出張販売に陣取られる。何ちゅう日だ。帰ってみれば猫の糞。
床に転がっている。しかもげぼ迄おまけ付き。あーあ聞いてください。
歌っても聞くものなし。お婆。気を使ってくれ。だからキーをいらったの。
喫茶には様々な顔がある。キーつけなよ。コロナ。ばばあリモコン拭くな。
私が歌う時に必ず。キーと猿になる翁。しつこいぜ。喫茶店を去る。