道長

調子いい。様な悪いような。いいかえれば普通。買い物普通。今日は秋刀魚。

プラスぶり。あわせても500円足らず。3000円のウナギを横目に購入する。

例のごとく踊り場で踊る翁。見るものなし。ただ小錦がチラリ。

帰ってざるそば。これも普通。喫茶店も常連。比較的若いおばさんが来ていたので

最悪ではない。マスターのくれたリクエスト長に、曲を書き入れ、リクエスト番号を

書き入れてもらう。これでメインの入力機以外の子機で、入力可能。何かの折には

助かるかも。でものらない。いつもの歌以外の曲を歌う。おばさんたちに合わせる。

例えば暁。伍代夏子。鳥取砂丘。でも浮かない。みんな帰って、おばさんと二人。

話をしてたら、マスターが機嫌が悪い。あとで考えたら、好きなのかもしれない。

これは気いつけないと。惚れやすい翁は恋することが下手。ライバル登場で困る。

マスターも男だということを、忘れていた。送って行こうか。どうやら禁句。

私の恋はどうもおかしくなる。彼女が帰るので、わたしも帰る。まるで恋人同士。

苦い顔で、テーブルを拭くマスター。世の中上手く回らない。鳥取でフリーの

おばさんを見つけるには苦労する。みんな紐が付いている。マドンナばかりだ。

私は大丈夫。弁慶はご遠慮。九郎義経ごとき竹取の翁。女の上を飛び歩く。

発想はいいんだけど。ツキがない。おぼろ月。こおり健太。歌ってツキを呼び戻す。

この世をば わが世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも なしと思へば。藤原道長の

ようにはいかぬ。つきはしぼむばかり。調子いい様な悪いような。

湿った翁の心持ち。ただおばさんはすごく明るかった。この月餅美味しいね。

これじゃやせられない。やつれた・・・とてもイメージが合わない。

こおりの微笑をたたえる翁。手じかにあった手鏡で、生まれてはじめて、はたく

おばさんを。めーん。こて。どう。どう。胴がどこやらわからない。いいのよ

手鏡は銅だから。どうでもいいの。翁も酔いの月に逃げていく。おごり？

へ～家。どうでもいいのがも一人いた。殴られていたたたたー。鑑は藤原道長

光源氏になるぞ。でもウエストが100センチ。まさに道長。その道は長い。

🍉

今日は病院。早めに買い物。おつくり用の鯛を買いもした。あんまり好きじゃないが

他に買いたいものなし。その足で病院。いつものように混んでたが、なぜか早い。

仕事を抜け出した人たちに配慮したそうな。私は無職。カラオケ喫茶に行くしか

用がない。案外会計が待たされた。例のごとく踊って時間つぶし。カードで払う。

新米のねーちゃんが一所懸命処理してくれた。カラオケ喫茶到着。焼きそばを頼む。

続けて市外の客到着。焼きそばを頼む。鳥取市のプロも来る。なかなか盛況。

常連のおばさんも来る。なかなか調子いい。最後はおばさんと雑談までして

今日はまあまあの日。おばさんがかわいいから。勘違いしないで。子供っぽいから。

心の癒しにはなる。低音の声で話す。キンキン声よりまし。信号が赤になり

駐車場から出やすい。どんどん信号が変わる。なんと調子いい。こんな日もある。

美人の女医さんをカラオケに誘うべきだったか。まあむり。いそがしすぎる。

暇を持て余している奥さんでなくちゃ無理かな。奥さん。指輪してるってことは

旦那さんがいるってことだね。仲がいいかい。私とディエットしませんか。

してくれる人は、たいがい仲良くしてくれる。スキンシップだ。そして

特別の人となる。鼻の下を伸ばしていたら、後ろにマスターがいた。

はい罪な人。田山ひろしの歌を歌う。最近のお気に入り。違った。罪の海。

どうやら失恋の痛手も癒えてきた。先生恋煩いは直せますか。私でよければ

何時でも直して差し上げる。あのね。先生。酷くなるから冗談よして。

ぬけるような白い腕で、優しくポンポンしてくれる。治るんだなすぐに。

神の手。ゴッドハンド。かみさんの手。やめろ頭がわれる。真似した家内の

ポンポンにスイカの頭になる竹取の翁の頭。タナが落ちてる。瓜もんにならぬ。

酸いか、いや甘い。すいてくれる人がいる限り、歌を歌う。🍉

馬鹿笑い

朝から、家内の自動車のリコールで代車変わり。乗り込もうとするドアの下に

ミミズが一匹。悶えているので、救出する。ミミズの恩返し。私の前後に

一台も車なし。すいすいと行く。これは良いことの兆し。期待に胸膨らまし。

カラオケ喫茶。確かにおばさん。おおばば2たり。華やかだが、どこか涸れてる。

除菌ティッシュを一生懸命湿らしても、すぐ乾く。お婆の皮膚のようだ。

通り一片の歌を歌う。楽しいがうーん。もう20歳若かければ言うことなし。

贅沢を言うなと心がつぶやく。おばさんが帰り、ますます平均年齢が上がる。

家内を送る約束の4時が来たので、帰る。用事があって助かる。マスターは残って

相手です。まあ仕事だから。雨が降ってきた。ミミズの恩返しもこれまでか。

無事リコールは完了です。お婆もリコールしなくちゃ。上着をたくし上げて

膏薬シートを外しだすおばば。部品を取り換えなくちゃ腰が痛い。目を丸くする

竹取の翁。鼻の下が伸びる。お婆だぜ。恥じる翁。草むしりはこたえるらしい。

それって骨粗しょう症。あんたも女なのね。憎まれ口をたたきながら、城崎鯉うた。

振りをつけて踊りながら歌う。手振りがいいわねー。水のまなきゃいられない。

なんで？。ウオーター。わらーター。ワロターおばばの馬鹿笑いが響く。

ちがう

午前中家内がいないので、寝る。どうやらお昼。カラオケ喫茶に向かう。

いつもの喫茶が休みなので、休み専用カラオケ喫茶。誰もいない。いやいつもの

おっさんがいるはず。カーテンを開いてはいると、おばさんもいた。ああこれなら

なんとか歌える。暫らくしてもう一人のおっさん。4人なら、一時間に4曲。

チケット6枚で500円。一時間半の勘定だ。機械不具合などあって2時間。

その曲貴方にあってる。ママからお褒めの言葉をいただいた越前一人。うたって

帰る。そして買い物。雨がうるさい。夕方はさすがにおばばは少ない。胸のでかい

おばさんや、お尻のかわいいレジ係（すいません暇なもんで。）魅了され

安売りのウナギなんぞ買ってしまった。ウキウキして、踊る翁。レジ係の

ネイちゃんに笑われる。わかってないだろ。オリジナル。貴方の見ている

踊りは今ここだけでしか見れない。あなた。かえるわよ。そくされてかえる。

タバコを買い忘れた。乾かぬ衣類をタンスにしまう。貴方箪笥の前でなにしてる。

踊っている。だってダンス。失敬。失敬。梅雨はまだまだ続く。雨雨。あなた雨。

洗濯ものを取り込んで。外に干すな。レインコート。違うネコの白。ぬれねずみ。

違う違う。雪舟のように私が涙で書いた彼女の名前。あめでやぶれて、ぽいされた。

誰がポイされた？和紙。泣いてください。私のために。今日はここらで。同情。

どじょう。ちがう。うなぎ。しつこい。

お蝶

散々な土曜日。やっぱりかの感がゆがめない。買い物はよかった。じゃ

カラオケ喫茶は。おばさんが3人。いい感じだったが、夫婦らしき

4人組が、酒を飲んで乱入。おじじ2たり。吞んでいる。1人が私の隣。

歌集を投げるように置く。コップを音を立てておく。粗雑。こういうタイプが

私は苦手。粗雑。何か飛んできそうな雰囲気で歌う。へたくそ。

昼間っから飲むな。心の中で歌う。奥さんは上手だった。皆同じに感じたのか

おばさんたちは帰って行った。取り残された翁も帰る。家内が洗車していた。

胸糞悪いおじじの悪口を報告して、しろをなでる。ハタと気が付く。今日は

日曜日。いい日なんてないじゃないか。お嬢様が来店するなんてないじゃない。

落胆する翁。いないわけじゃない。お嬢様はカラオケなんてしないんだ。

パンフレットを配るべきだ。いやそれはできない。コロナが危ない。

今話題の昼から。カラオケ。パチンコよりはいいぞ。ただ絡み酒はこないで。

野暮なやつもごめんだ。私の魅力がわかる人。私のセリフだとマスターが

口を出す。やなやつばかりじゃないはずだ。でもそんな奴の奥さんがイイ女。

不思議だ。私も悪になろうか。女は少し乱暴者がイイみたい。苦労するだろうけど。

茶碗を乱暴においてみる。何甘えたい。そうかやつは甘えていたのか。

ランボーになった翁。家内に殴られる。亭主面してんじゃねーよ。はたらけ。

年金生活者。無職です。軍隊に入ろうか。やさしすぎて不合格。介護がイイかも

自分自身の介護を考えなきゃいけない年。かいごしなさい。か・く・ごしなさい。

洒落になってない。ホント洒落にならに今日この頃。昼酒でも飲んでみたい翁

ないかな。か・い・ご・う。そんな都合いい会合があるか。昼酌。昼食会。

カラオケ発表会を開けばいい。上手くいけばお嬢が来る。ただ警察官。

送るわけにはいかない。吞まねばいい。でも目の前のカエルは飲みこむ習性

お前は蛇か。邪魔。絡みの爺は、こないで欲しい。ああやめて。ディエットするのは

絡みの爺はクモだった。哀れお嬢はネットにかかる。泣いてください。泣き上戸の

翁の涙で、ネットが滑り無事救出。でもネットは赤い糸。お蝶は飛び去る。私

得意なの。バタフライ。似ても似つかぬ蝶がいた。