東洋環境分析センタ- 現場奮闘記

分析 測定 調査 試験 検査

空気環境測定について 調査課

2012-08-04 | 技術部
★★★こんにちは、雨ばかりの梅雨も明け、朝から「暑い」で始まり「熱い」で終わる毎日ですが皆さまいかがお過ごしですか!?

■今回はこの暑さにも負けず調査課第2グループが熊本事業所のブログ<緑のカーテン始めました>編(聞いただけで涼しくなります!!)にも登場した空気環境についてお届けさせていただきます。

私共は、学校・事務所・公共の建築物(3000㎡以上)等、色々な所にお邪魔して空気環境の測定をさせていただいております。



その場で結果が出るものもあるのですが、こちらの場合はサンプリングしたものを持ち帰って直ちに分析いたします。
<パッシブ・アクティブ法>

測定前に室内で実施すること
1-室内空気を外気と同様のレベルに整えます。(換気時間30分)
2-室内空気の濃度が平衡になる状態を整えます。(閉鎖時間5時間)

★分析はクロマトグラフ質量分析計(VOC)と高速液体クロマトグラフ(ホルムアルデヒド)で分析します。


捕集した検体をアセトニトリルで抽出後、ODSカラムにてUV検出器360nmの波長でアセトニトリル・水(リン酸溶液)を溶媒としてHPLCを用いて分析しています


捕集した検体を二硫化炭素で抽出後、ガスクロマトグラフ質量分析装置(GC/MS)で分析しています。GCで分離した単一成分についてMSスペクトルを測定することで定性を行い、MSにより検出されたイオンの強度により定量を行っております。

これからますます検体数が多くなりますが、毎日頑張って分析していきます。
今後ともよろしくお願いいたします。

★★★最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。
節電・節水を心がけながらも熱中症に注意し(こまめな水分・冷たいタオル等で防止)みなさま元気にこの夏を乗り切っていきましょう!!
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