澤田ふじ子さんの小説公事宿事件帖シリーズがすきでずっと読んでいます。
幻冬舎から出版されています。

これはNHKで放送された「はんなり菊太郎」の原作でそのドラマのファンだったので原作を読んでみたくなり面白くて夢中になりました。
その前に池波正太郎さんの「鬼平」「剣客商売」、平岩弓枝さんの「御宿かわせみ」と読んでしまったのでなにか新しいシリーズはないかと探していてこのシリーズと出会いました。
時代小説といえば舞台はお江戸が多いですが、こちらは舞台は京都です。
登場人物が話す言葉は京ことば。
それがはんなりとしてとても柔らかいのです。
江戸時代の京都の市井に暮らしている人々の様子を細やかに季節ごとの京都の行事などもさり気に描かれていて、今の京都と比べながら読むと面白いとおもいます。
公事宿というのは今でいうと弁護士さんみたいなお仕事です。
奉行所が裁判所のような役割をしていて、顧客から依頼された案件を代弁して解決するというような。
完全に白黒とはっきり決着つけるのではなく、お互いの落としどころを探って円満に解決したいという今の裁判制度より柔軟な感じがいたします。
法より情という弱い立場の人の味方になっているところが読んだ後にほっこりします。
京都に関心のある私の愛読書になっています。
幻冬舎から出版されています。

これはNHKで放送された「はんなり菊太郎」の原作でそのドラマのファンだったので原作を読んでみたくなり面白くて夢中になりました。
その前に池波正太郎さんの「鬼平」「剣客商売」、平岩弓枝さんの「御宿かわせみ」と読んでしまったのでなにか新しいシリーズはないかと探していてこのシリーズと出会いました。
時代小説といえば舞台はお江戸が多いですが、こちらは舞台は京都です。
登場人物が話す言葉は京ことば。
それがはんなりとしてとても柔らかいのです。
江戸時代の京都の市井に暮らしている人々の様子を細やかに季節ごとの京都の行事などもさり気に描かれていて、今の京都と比べながら読むと面白いとおもいます。
公事宿というのは今でいうと弁護士さんみたいなお仕事です。
奉行所が裁判所のような役割をしていて、顧客から依頼された案件を代弁して解決するというような。
完全に白黒とはっきり決着つけるのではなく、お互いの落としどころを探って円満に解決したいという今の裁判制度より柔軟な感じがいたします。
法より情という弱い立場の人の味方になっているところが読んだ後にほっこりします。
京都に関心のある私の愛読書になっています。