金魚cafe

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松本清張時代劇ミステリー「赤猫」

2015-09-29 23:45:26 | ドラマ
世間は結婚報道で毎日沸いておりますね。

なぜか関係ないのに毎回取り上げられる蔵之介さん、砦がネタになってしまった~~。

皆さん楽しんでないですかね~~。^^

私の中では蔵之介さんより先とは思いもしませんでしたわ~~。

衝撃の大きさからいえばねぇ~~あちらの方が海外にまで届いてるわけですからそりゃ大きいと思います。^^

そんな中録画を消化しなければと番組はもうとっくに終わってて来週から新しく山本周五郎シリーズが始まるというのにまだここです。

江戸時代火事と喧嘩は江戸の華といわれておりましたが、放火の罪というのはとても重いものでした。

刑が火あぶりの刑ですからね~~。

江戸時代は木造建築なので火事になったら広がるのです。

消火といえば水をかけて火を消すよりも類焼を防ぐため建物を壊す方が主なものだったようです。

あっという間に命、家、財産を失わせてしまうのですからそりゃ思い罪になるはずです。

放火の方法が猫に火をつけて放つので放火のことを「赤猫」と呼ばれました。

回向院の牢でも火事になればこちらにも火が回ってくるかもしれないので囚人をお解き放ちにしました。

火事がおさまったら刻限までにきちんと戻れば罪一等を減らされるかもというチャンスでもあるのです。

囚人の新八と平吉は刻限までに戻るつもりでいたのに新八が脱獄するのにいいチャンスだとそそのかされてやってもいない質屋の押込み強盗まで共犯にされてしまいます。

このシリーズ脱獄多いですね~~。

それもほぼ失敗するのに~~。

新八が盗んだお金と質草の着物(上等なもの)を口止め料代わりにもらいとにかく遠くへと逃げる平吉。

どこまでも人相書きはついてまわり安住の地はありません。

それでも日雇いなどしながら真面目に働き、おでん屋の屋台を任されておえんというお嫁さんまでもらって幸せがやってきたかと思ったら、最愛のおえんが亡くなってしまいます。

「お前も共犯だ」と脅されて新八の犯罪を観てみぬふりしてしまった意志の弱さから報いがきたのかなと。

人相書きは写真のように正確なものではないので年月がたてば人相も変わるし逃げきれるかもしれません。

でもいつ捕まえられるのかと一生おびえながら暮らしても生きた心地はしないでしょうね。