これが私のリチャード三世最後です。
もう一回大阪で観たかった~~と思ったのですが今回は東京で観れたしと。
二回目となりますといきなりパンチくらったオープニングもカッコイイと思えてリチャードさんがどこにいるかも背中で見つけられて余裕ありました。
この斬新な演出はやっぱりプルカレーテさんならではなのでしょうか。
ちょっとよい子の皆は危ないから真似しちゃいけませんみたいな演出もありまして。
普通はこんなことさせないなあ~~クレーム来そうだわ~と。
日本の方の演出のハムレットを観ました。
それは本のとおりに忠実なシェイクスピアの世界を表現していました。
海外の演出だとシェイクスピアを現代風にされるのかなあと。
古典としての型を崩さずにアレンジを加える。
日本でも古典芸能で型を崩さなければ案外OKという懐の深さがあります。
そういうふうに観ればこれはシェイクスピアなのだろう思います。
プルカレーテさんのルーマニアは民主主義になる前にリチャード三世のように独裁されていて民衆がそれを倒して今に至っています。
日本でそのニュースを観るまではそんなに情報は入ってこずにその人が権力の座から引きずり降ろされてから実は政府に反するものは迫害を受けていたのだと後からポロポロと出てきました。
外に向けてそんな情報は出しませんものね。
リチャード三世の原作を読まなくてもプレカレーテさんがルーマニアの人だと知ったらある国が独裁者によって歯向かったものは殺されていったとわかりやすいです。
そんなリチャード三世、最後までワルで突っ走っていきました。
独裁者というのはまあ人を踏み台にし、命まで奪うのですからそんなカッコいいものではありませんが、あくまでもカッコ良く、時には道化てみたりといろんな顔を見せてくれますそしてどんな最後が待っているのか。
誰もいなくなったところは国と呼べるのか?
そんな国に王は必要なのか?
リチャードさんの圧巻だなあと思ったのはあの手この手、汚い手あらゆるものを使って王座を手に入れようとします。
その王座が自分に来た。
すぐにすわらずにその王座という母の胎内に戻り新しく王として生まれようとする。
リチャード三世はただの悪ではなく、王座を純粋に欲しがっていたのだなあと。
そのあの手この手で妻にした自分が殺したエドワードの妻だったアン。
とおるさんがキレイすぎてリチャード三世がアンを口説くシーンがほぼ全員男性ばっかりなのになんかドキドキしてしまうぐらい艶めかしい。
自分の兄の妻であるエリザベスに言い寄るところもいかにも貞淑なエリザベスがちょっと傾きそうになるのはリチャードさんがそばで耳に心地よくささやかれたら傾いちゃうなあ~~。
蔵之介さんの声が良いというのもありますが。
あるときは道化で人の心に取り入り、またあるときは怪異な容貌で人を恐怖で支配し、あるときは甘い言葉で人を陥れる。
リチャード三世の番宣でシューイチに出演されたときにコメンテーターの名越先生が蔵之介さんを消しゴムのような人とおっしゃいました。
前の役を消しゴムのように消してしまって引きずらない何者にでもなれる人。
リチャードさんも人によって人格を消して違う人格になって人をだましてしまうようなところがあったかなあと。
最初に観た時よりも次に観た時は前回以上のものを見せてくれる蔵之介さん。
東京で拝見したときより痩せていたようなそれだけ体力を消耗するのでしょうね。
共演者の皆様毎日何かのドラマで観る俳優さんたちで歌までは聞いたことがなかったのですが、皆様歌がお上手でした。
もしかしてオーディションでそれも選考基準だった?
ヘイスティングス卿の八十田さんいい声でした。
そして蔵之介さんもです。^^
終わったあとのカーテンコール5回は何度も出てきていただいて申し訳ないなあと思いつつも何度もきれいなお辞儀をされる蔵之介さんにこちらこそ素晴らしいものを見せていただいてありがとうございますと感謝しております。
もう一回大阪で観たかった~~と思ったのですが今回は東京で観れたしと。
二回目となりますといきなりパンチくらったオープニングもカッコイイと思えてリチャードさんがどこにいるかも背中で見つけられて余裕ありました。
この斬新な演出はやっぱりプルカレーテさんならではなのでしょうか。
ちょっとよい子の皆は危ないから真似しちゃいけませんみたいな演出もありまして。
普通はこんなことさせないなあ~~クレーム来そうだわ~と。
日本の方の演出のハムレットを観ました。
それは本のとおりに忠実なシェイクスピアの世界を表現していました。
海外の演出だとシェイクスピアを現代風にされるのかなあと。
古典としての型を崩さずにアレンジを加える。
日本でも古典芸能で型を崩さなければ案外OKという懐の深さがあります。
そういうふうに観ればこれはシェイクスピアなのだろう思います。
プルカレーテさんのルーマニアは民主主義になる前にリチャード三世のように独裁されていて民衆がそれを倒して今に至っています。
日本でそのニュースを観るまではそんなに情報は入ってこずにその人が権力の座から引きずり降ろされてから実は政府に反するものは迫害を受けていたのだと後からポロポロと出てきました。
外に向けてそんな情報は出しませんものね。
リチャード三世の原作を読まなくてもプレカレーテさんがルーマニアの人だと知ったらある国が独裁者によって歯向かったものは殺されていったとわかりやすいです。
そんなリチャード三世、最後までワルで突っ走っていきました。
独裁者というのはまあ人を踏み台にし、命まで奪うのですからそんなカッコいいものではありませんが、あくまでもカッコ良く、時には道化てみたりといろんな顔を見せてくれますそしてどんな最後が待っているのか。
誰もいなくなったところは国と呼べるのか?
そんな国に王は必要なのか?
リチャードさんの圧巻だなあと思ったのはあの手この手、汚い手あらゆるものを使って王座を手に入れようとします。
その王座が自分に来た。
すぐにすわらずにその王座という母の胎内に戻り新しく王として生まれようとする。
リチャード三世はただの悪ではなく、王座を純粋に欲しがっていたのだなあと。
そのあの手この手で妻にした自分が殺したエドワードの妻だったアン。
とおるさんがキレイすぎてリチャード三世がアンを口説くシーンがほぼ全員男性ばっかりなのになんかドキドキしてしまうぐらい艶めかしい。
自分の兄の妻であるエリザベスに言い寄るところもいかにも貞淑なエリザベスがちょっと傾きそうになるのはリチャードさんがそばで耳に心地よくささやかれたら傾いちゃうなあ~~。
蔵之介さんの声が良いというのもありますが。
あるときは道化で人の心に取り入り、またあるときは怪異な容貌で人を恐怖で支配し、あるときは甘い言葉で人を陥れる。
リチャード三世の番宣でシューイチに出演されたときにコメンテーターの名越先生が蔵之介さんを消しゴムのような人とおっしゃいました。
前の役を消しゴムのように消してしまって引きずらない何者にでもなれる人。
リチャードさんも人によって人格を消して違う人格になって人をだましてしまうようなところがあったかなあと。
最初に観た時よりも次に観た時は前回以上のものを見せてくれる蔵之介さん。
東京で拝見したときより痩せていたようなそれだけ体力を消耗するのでしょうね。
共演者の皆様毎日何かのドラマで観る俳優さんたちで歌までは聞いたことがなかったのですが、皆様歌がお上手でした。
もしかしてオーディションでそれも選考基準だった?
ヘイスティングス卿の八十田さんいい声でした。
そして蔵之介さんもです。^^
終わったあとのカーテンコール5回は何度も出てきていただいて申し訳ないなあと思いつつも何度もきれいなお辞儀をされる蔵之介さんにこちらこそ素晴らしいものを見せていただいてありがとうございますと感謝しております。