湊かなえ著 集英社。
読んだ感想は小説を読んでるという感覚よりもテレビのワイドショーを観ながら週刊誌を読んでるみたいな感じでした。
ある地方の
化粧品会社の社員が殺害され、灯油をかけられて火をつけられたという残酷な事件。
被害者は三木典子という社内一の美人で性格も良く仕事もできるという社内、友人の間でも評判の良い人物。
疑われているのが同期の神野美姫という同じみきという名前の人物で、三木典子とは対称的にごく普通で目立たないタイプの人物で殺害の動機が最近付き合っていたと彼女が思い込んでいた(周囲はそう思っている)男性が三木典子と付き合っていたからとか。
これは彼女たちの周囲の話を総合して週刊誌に載ったものが広がり、またいろんな事情がでてきてというその様子は、テレビのワイドショーがずっと追いかけているようなそんな感じでした。
証言者は自分の身元がわからないからと実はといろんなことを取材する記者に話すわけです。
嘘は言っていない本当のことなのですがそのニュアンスでこんな風になってしまうのかと。
全く関係ない第三者ならその記事に書かれたままを信じてしまうでしょう。
関係者は皆匿名でも誰がこの証言をしたか特定されちゃうわけでそれがちょっとゾッとしたというか。
さすがイヤミスの女王が描かれた小説だと思いました。
私たちが利用しているSNSも非常に関係していて便利さと間違った使い方をすればとんでもないことになるという怖さ。
私は登場人物の中でこの人はどんな気持ちでいたのだろうとそれがわからなくて事件はまあ解決するのですがそこのところがう~んと心残りなのがやっぱり湊かなえセンセーなのかなぁと。
今度映画の方を観てみたいと思います。
読んだ感想は小説を読んでるという感覚よりもテレビのワイドショーを観ながら週刊誌を読んでるみたいな感じでした。
ある地方の
化粧品会社の社員が殺害され、灯油をかけられて火をつけられたという残酷な事件。
被害者は三木典子という社内一の美人で性格も良く仕事もできるという社内、友人の間でも評判の良い人物。
疑われているのが同期の神野美姫という同じみきという名前の人物で、三木典子とは対称的にごく普通で目立たないタイプの人物で殺害の動機が最近付き合っていたと彼女が思い込んでいた(周囲はそう思っている)男性が三木典子と付き合っていたからとか。
これは彼女たちの周囲の話を総合して週刊誌に載ったものが広がり、またいろんな事情がでてきてというその様子は、テレビのワイドショーがずっと追いかけているようなそんな感じでした。
証言者は自分の身元がわからないからと実はといろんなことを取材する記者に話すわけです。
嘘は言っていない本当のことなのですがそのニュアンスでこんな風になってしまうのかと。
全く関係ない第三者ならその記事に書かれたままを信じてしまうでしょう。
関係者は皆匿名でも誰がこの証言をしたか特定されちゃうわけでそれがちょっとゾッとしたというか。
さすがイヤミスの女王が描かれた小説だと思いました。
私たちが利用しているSNSも非常に関係していて便利さと間違った使い方をすればとんでもないことになるという怖さ。
私は登場人物の中でこの人はどんな気持ちでいたのだろうとそれがわからなくて事件はまあ解決するのですがそこのところがう~んと心残りなのがやっぱり湊かなえセンセーなのかなぁと。
今度映画の方を観てみたいと思います。
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