金魚cafe

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RING

2012-10-28 23:44:29 | 読んだ本
RING 百田尚樹著 株式会社PHP研究所

百田尚樹さんと言う方は関西のお化け番組「探偵ナイトスクープ」の放送作家をされていました。

ほかにもボクシングをテーマにした小説を書いてらっしゃいます。

これは戦後初のボクシングのチャンピオンになった白井義男が日本ボクシング界の夜明けとなってから、その次8年経ってから誕生したファイティング原田選手の引退までを記録したドキュメンタリーでした。

ボクシングはTVでタイトルマッチがあれば見るぐらいで特別好きかといわれるとスポーツとして観戦するのは好きと答えると思います。

強烈に覚えているのは、マイクタイソンの全盛期の試合をTVで中継していた時あっさり10分で終わっちゃったのを観てへえ~~とびっくりしたことでしょうか。

たしかリングサイドのチケットが10万もっとしたはずで10分で10万円か~~と凄い世界だな~と観ていました。

関西は記録より記憶に残る選手が多いような気がします。

むかし家族がTVの前で一生懸命応援していた時代この時のボクサーってスーパースターだったんですね。

いま観客1万人もあつまる興行ってあるでしょか。

それに視聴率20%取れるか取れないかのところですね。

なぜそんなにチャンピオンの価値がなくなったかというと、チャンピオンの大量生産にあると言っています。

昔は階級が8階級で世界にチャンピオンは8人だけ(現在は17階級複数の団体ができて世界チャンピイオンが60人以上だそうです)

そりゃスーパースターですよね。

読み進めるとボクシングがもっとも人気があっただろうと言われている昭和30年代後半から40年代前半のボクシング界のヒストリーがわかりやすくて面白かったです。

それは私が知っている選手が出てきたせいもありました。

主役はもちろんファイティング原田さんですが、その対戦相手でのちにコメディアンになられた「たこ八郎」さんのことも書かれていました。

「たこ八郎」さんは漫画の「あしたのジョー」のモデルではないかと言われた方で日本チャンピオンになったほどの方でした。

打たれても打たれても前に出るスタイルの所が矢吹丈のモデルになったと聞いていましたがその通りでした。

ファイティング原田さんがチャンピオンになるまでの道のりとその防衛の厳しさにただただ感動しました。

ボクシングと言うのは才能、練習、運と3つそろわなければなれないものなのだと思いました。

彼の活躍の陰にひっそりと去って行った選手も大勢います。

試合で亡くなった方もいると書いてありました。

それなのにみんななぜボクシングに夢中になるのかこれはRINGにあがった人にしかわからないことだと思いました。


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