家の本棚に、家族が読んでいた辺見庸さんの書籍がいくつかあります。
何十年も前に、うきはの方で彼を「呼んだら来た」と言っていました。無礼な記者の取材は近場でも断るのに。
10年位前に彼がTVに出て「虫を眺めている 迂遠なる時間」というのを語っているのを見て、
とても印象に残っています。こんなこと言うおじちゃんを、初めて見てショックを受けました。
若い頃
かつての辺見庸を知っている人が見たら驚くという、自身のブログがあります。
とても寒々しくしるしいのに、なぜか癒されるので、私も見ています。私はかつてを知りません。
「寒い 犬の肛門で暖をとる ち言いよんなる。こっくろーちさんを叩いたら髭が垂れて痙攣してとか言いよんなる。
マックに頻繁に行きよってフィレオフィッシュおいしかったとか言いよんなる。
あん人ってかつてすごいジャーナリストで本も有名とに、なんであんな生活保護みたいな生活しよっと?
寒いならストーブとかエアコンつけんと?」
「彼は詩人たい」と家族が言いました。私が字義通りやけんわからんとか…
「だいぶきとんなる」「感性が研ぎ澄まされた人やけん、この世の中に生きとってもうどうかなっとんなる」
「もう彼には耐えられんとよ」と家族が言っていました。
うちの近所にも、「頭が良過ぎて気が狂った」と言われている人がいます。
頭が良過ぎてとはより正確には、感性が鋭敏過ぎてということだと思います。
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