漆喰は人体にも家にも環境にもいい、上質な建材です。
静電気を生じないからホコリやごみを寄せ付けず、汚れにくいです。←とよく説明されている
我が古家は、土壁を内蔵した漆喰壁が多く、元々はクリーム色だったと思われますが
年季が入って煤けた色になっています。お座敷と次の間は、そのままの歴史を残しています。
写真だと小奇麗に見えるけど…実物はもっと古めかしいです。天井の杢は新しく張り替えています。
長持の入った押し入れ。
汚れとるやんけ と言われそう//
改築に際しても、漆喰を色んな壁に使っています。 生しい建材、漆喰
音楽ルームの東窓際、ダイニング、リビング、廊下、トイレ、縁側など…
クロス(ビニルクロス:PVC)貼りにしている空間もあります。↓
木の板を張った壁の空間もあります。写真がありませんでした。
この天井板と似たような壁です。
漆喰は冷んやり生しくて、体にも環境にも家にもいい自然建材ですが、
壁に穴をほがすのが憚られ、画鋲を挿したりビスをスクリューしてウォールシェルフを
とりつけたりできずにいて、クロス壁と木の壁にだけそれらをしています。
また、クロスだったら痕などつかない摩擦でも、漆喰にはついてしまいます。
漆喰壁に回転椅子の背もたれを擦ってしまうなどすると、擦り痕がついてしまいます。
漆喰が汚れたら、雑巾がけをしなさいとは言われず、消しゴム、食パンなどで擦るか、
サンドペーパーをかけるかだと言われます。ビニルクロスや木板だと雑巾で拭けばOKです。
だから、使い勝手という意味では、漆喰は気を遣って悪いです。
クロスや木だと穴をほがし易く、色々な創意工夫をしやすいです。
上質なのは、PVCではなくて漆喰なんですけどね…