条件付けを通過すれば当たり役 当たり役と外れ役 の続きです。
いわゆる発達障害とか発達系と分類される人達に、特に向けて 条件付けを通過すれば当たり役 は書きました。
発達系と分類される人にとって、大いに関係するテーマだと思うからです。
これらの人々にとって条件付けは他の人達よりも極めて重要です。
どんな状況下でやるか どんな環境下でやるか どんな道具を使うか どんなキャンバスに描くか どんな部屋でやるか
どんな先生に教わるか どんな風土の集団にいるか どんな人がリーダーか どんな考え方が根底に流れているか
どんな前提で動いているか どんな土台の上に立っているかーーー条件付けとはこういったことを指しています。
特に発達障害と分類される人達にとっては、この条件付けが非常に物を言います。
室内環境を今までと変えたり、使っていた照明器具を蛍光灯からオレンジ色の電球に変えたりすることが劇的な影響をもたらしたりします。
「発達障害者」は、維持環境や弾き手を選ぶ楽器に例えられています。(すばらしい講演会)
以下、強迫性症状より抜粋
----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
これは、オックスフォード大学のエレーヌ・フォックス教授の遺伝子研究とも通じます。
セロトニントランスポーター遺伝子型の話です。
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
脆弱な遺伝子、リスク遺伝子と誤って認識されてきた遺伝子型をもつ人たちがいる。かれらは
不適切な状況下での悪影響が著しく出やすい。では、そうでない適切な状況下では?が問われないできた。
そして今わかっていることは、適切な状況下では、他の遺伝子型の人よりも大きく、良い影響を受けるというものである。
自分の性質を殺し抑圧する環境での生活を強いられた場合、その悪影響を非常に大きく受け
逆にふさわしい環境に置かれれば、その恩恵を多大に受ける。良くも悪くも、大きく影響を受ける可塑性をもった遺伝子型なのである。
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
発達障害者といわれる人に、これはほとんど該当すると思います。
----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
”正しい環境下で、正しく適応すれば、(自閉症であることは)スーパーパワーとなり得るのです”
(グレタ・トゥーンベリさんFacebook 4/2の投稿より。 参照記事:「アスペルガーは私の誇り」 )
正しくない環境だから、発達障害者は大変な困難、生きづらさを強いられています。
正しくない環境を棚に上げて、その人のせいにされ糾弾、吊し上げをされるという悲劇が起きています。
私達から見れば、おかしいのはあなた達の方なのに。
いじめはどんな場所でも起こります。資質がないリーダーであるならば、一番起こってはいけない場所でさえも起きます。
だからリーダーの資質が非常に重要となります。
一流の人の元では水を得た魚のように活き活きと活動するのも発達系と呼ばれる人達です。