ブリヂストンA工場で働いて、私が見たもの、私がしたこと、私に起きたことを発信します。

音楽でのコミュニケーション

2020-04-17 | 音楽

〈回想記〉

昔、ピアノとベースとドラムでDebussyの「月の光」をやりました。

Debussy やBachをJazzでやっているJacques Loussier Trioなどは知りませんでした。

自分たちのイメージで手探りでやりました。

15小節目のTempo Rubatoで、ドラムの子が思いっきりクラッシュシンバルを叩いた瞬間

ピアノの私は「違う!!」と思わず言ってしまいました。そこはPPで弾くところです。

でもこれはクラシックのピアノソロではないのだから、メンバーの自由な感性のなすままに

クラシックと違った面白い「月の光」をやることとしました。

 

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2軒隣に住む、同じ大学のギタリストの男の子とはしょっちゅう互いの部屋を行き来していました。

彼は、世界のバンドやギタリストにとても詳しく通じていましたがクラシックには門外漢のようでした

今度Trioでやる「月の光」を彼の前で1人で「弾いてみて」と言われ、弾いて見せました。弾き終わると、

「あそこ、もう少しためて」と言って再度弾いてみさせられ、「なんですって?!」と思いながらやると

「もう少し」と言われまたやり直すと 「そう」と言って○をもらいました。8小節目末~9小節目です。

私は先生以外にピアノの指図をされたことはなかったのですが彼は私のピアノに口を出してきて、

私はこんがきゃぁと思いながら彼が頷くように努めて弾いて、終わると振り向いて反応を覗っているのでした。

彼からはピアノのピの字も出て来ず、話すことはバンドやギタリストのことでしたが

彼は、以前ピアノを習ったことがあると後で知りました。2台のピアノで弾く王道曲(Mozart sonata K.448)を

譜読みしたことがあるそうで試しに一緒に弾いてみました。私は彼に合わせてあげるつもりで臨むと、

彼が私に合わせて弾いていました。


二度も嵌められた気がしました。

Rickenbackerも、その音を彼が気に入って高く評価していたのもあって買いました。
全然続かず、箪笥の肥やしになっています。

 


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