2019-04-14
東京にいた時、湯浅誠さんに講演会でお会いしたことがあります。本当に素晴らしい内容と人柄で、印象に残っています。
TVの討論番組やニュースで2008年に拝見して以来、今でもずっと尊敬しお慕いしている人です。
私は彼の発言を聴くと、そのやさしさと知性と志にいつも胸が熱くなります。こんな人がいるんだな…って。
その優秀な頭脳を、私たち弱者のために発揮してくださっているからです。そういう人は、あまりいませんから。
この4月から東京大学 先端科学技術研究センター で人間支援工学の特任教授をされています。
湯浅さんと、お話してみたいです。 //▽// ……でも憧れ過ぎて、顔を見て話せません
彼の兄が車いすの重度障害者であることが、彼のやさしさや知性と関係しているように思います。
写真を見ていると、誰かに似ているんです。彼がまさにやっているのと同じように
弱い立場の私を包み込んで微笑みかけて力を尽くしてくださった誰かに。それは誰だったのかが特定できませんが
とても頭が良くてやさしくて教養深い人です。自信がない時「なにも引け目を感じることはない」と励ましてくれました。
小さい頃かもしれません。その人とかぶって見えて、写真を見るたびに照れてしまいます。
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賢人論第85回 湯浅誠氏 これを読んでも、当時(小3か小4だそう)から既に違います。
兄の「曲がってくれ」という意向を無視して、車いすをまっすぐ進めるところが。
普通の人は「配慮」ということでその通りにしますから。彼はそれを越えています。
私の記憶の中のお兄さんも、私の前でそんなことをしたんです。「やめて」と思うことを。
それは配慮がないんじゃありません。 東京で出会ったADHDの青年も似てます。
ただ、差別を隠し持った人たちの考えとは逆行しています。ダイバーシティやコンプライアンスを
声高に宣伝するブリヂストンの労務・CSR推進課長(障害者担当窓口)●田氏は、私の就労支援担当者に
「雇ってもらっているという意識をもってほしい」と言われました。
その「支援」担当者はその側に立って私を戒める形で言われました。ショックをうけました。2018年のことです。
このような「支援」者については、障害者含め色んな人達がその害悪について語っています。
湯浅:
”兄の気持ちを考えずに行動した私が悪かったのか、それとも障害をものともせず堂々とふるまえない兄のほうが悪かったのかと。
小学生の頭では答えを出すことがむずかしい問題で、納得のいく結論にたどりついたのは大人になってからです。
それは、こんな結論です。
障害者やその家族が、人目を避けて道を曲がり続けなければならない社会があるとすれば、それは間違った社会である。
また、障害者に健常者と同じ気持ちを持って行動することを無理強いするような社会も同様に間違っている。
どっちの社会に転んでも、おかしなことになる。 ゆえに、障害者が健常者に対して負い目を感じることなく、
それと同時に健常者が障害者に対して偏見を持たない方向に、社会のほうが変わらなければならないということです。 ”
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