ブリヂストンA工場で働いて、私が見たもの、私がしたこと、私に起きたことを発信します。

旧態依然なスポーツ教育

2020-02-21 | 社会・政治のこと

子どもが地域のスポーツクラブに入っていて、そこのコーチのおじさんの指導法は

昔ながらの田舎者的なものです。子ども達を怒鳴って、くさして、時にはみんなの前で辱めることを言って

教えています。「なんお前だけ目立とうとしよるつかやん」とか…別にその子は目立とうととかしていなくて

1人でいけると思ったから行った、でもブロックされただけなのに。こういう古臭い教え方は、私が子どもの頃そう

だったけどいまだにそうなんだ…と知りました。それにそのガナリおじさんの教え方は、子ども相手なのに

わかるわけない言葉で、それでできないと、子どものせいにしていきり立っています。教え方が下手なだけなのに。

もっとスマートに教えられないのかしらと、見ていて思います。あのコーチに端を発する旧態依然な雰囲気を是とする

クラブに私は本当は行かせたくないのですが、子どもは友達とスポーツをするのが好きだから、連れて行っています。

 

子どもは、体験で行った初日にコーチに「お前」と呼ばれて、戸惑っていました。家でも学校でも、子どもをお前と

呼ぶ文化はないです。でも、そんな洗礼は序の口で、いつも子どもたちにいきり立って怒鳴り散らしています。

 

いくらそのガナリ指導でそのスポーツが上手になっても、他のなにかがとても貧しくなりそう。

例えば、子どもの感受性が麻痺したり、思考力の発達が阻害されたりです。人格の育成にもいいとは思えない。

私は、その曜日になると憂うつになって、クラブに連れて行っています。

そのスポーツだけ上手くなっても、他の大事な芽が摘まれて、長い目で見たら損失が大きいのではないか。

一生の宝物になるような、もっと上質な時間の過ごし方をさせてあげたい。

 

      

 

共産党の議員さんとお話した時に、その話をしました。彼なら、子どもをそんな風に教え、それを保護者たちが是として

同調して真似をするクラブには行かせないとあっさり言いました。私はそれを聞き、スーっと心が晴れました。

こんなことを言う人はおらが村ではごく少数派です。そんな環境に置くことは、子どもにとってよくないと同感です。

 

彼は、「全面的発達」という共産党の思想を私に教えてくださり、とても共感しました。

 

以下、日本共産党のHPの「労働時間短縮の意義」という文章より。太字は筆者による。

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

労働以外の時間は、各人が自由に使える時間ですから、時間短縮でその時間が十分に保障されるならば、そこを活用して、自分のもっているあらゆる分野の能力を発達させ、人間として生きがいある生活を送ることができます。この人間の全面的発達ということは、社会主義・共産主義の理念の重要な柱をなす問題でした。労働時間の短縮にも、こういう意義づけが与えられてきたのですが、人間の発展のこういう大道が開かれる、というのが、大事な点です。

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

 

オリンピックのメダリストでも、全面的発達が全く感じられない人とかいますし。

もっと違う教え方、雰囲気のクラブが近くにあればいいのですが。あんまり期待できないけど。

今は辛抱して連れて行っているけれど本人がイヤだと言ったら、辞めさせるつもりです。

 

 

   

 

関連:条件付けを通過すれば当たり役②   条件付けを通過すれば当たり役   潰される独創の芽

 

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« いつの間にか訪れていた革命 | トップ | 商業刺激に不感 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

社会・政治のこと」カテゴリの最新記事