人生の階段ー日々の詩に託してー

ある老婆の日々ーー

ヨメ・シュートメ見聞録

2015年03月27日 | 日記
私のことではありません。

身近な人のことです。

彼女はシュートメでもあります。

ヨメは一人娘をかかえて夫の仕事先のシンガポールから

さっさと夫をおいて日本に帰りました。

夫は懸命に今も働いております。

いま、妻にとって夫はただの金づるです。

ヨメはシュートメの近くに住んでいますが、

二人が会うのは年に二度ほど。

78歳になるこの知人は言いました。

「もうあの人は妻もヨメもやってない。

自分の母親の面倒と娘のことだけ。

私、何ももう求めてない。

ただもう、彼女が私を殺さないだけまし、と

思うことにしているの」

現代版ヨメシュートメの一つの姿でありました。

「なにも求めない」

これですね。

いい智恵です。