地方を旅していて
しょっちゅう目に付くのが
「ふれあい」という文字を
掲げた施設、場所。
ほんとに多い。あちこちで
見る言葉です。
ふれあいって言うと
なんだか和気藹々の空気を
みんなで感じることが
できるとの思いでしょう。
でもね、あまりにもあちこちで
この言葉を見ていると
がっくりしちゃうんですよ
「ふれあい」というだけで
何かが成就されたような感じが
するのでしょうか、
これは日本古来の「ことだま」信仰に
近いものではないでしょうか。
言葉にすればそれが実在するような
あるいは実現するような
気持ちになってしまう
民族信仰・・・
「世界平和」と唱えれば
それが実現できると
ほんとに信じているような
日本の古来からの
ことだま信仰を思い出しました。
あんまり氾濫すると
どんなに美しい言葉も
安っぽくなるものですね。