人生の階段ー日々の詩に託してー

ある老婆の日々ーー

三人の女史

2015年11月07日 | 日記

テレビの討論番組などで

私にはどうしても

聞きたくない二人の女史と

どうしても聞きたい

一人の女史がおいででごでまして。

その方が画面に出ると

がっくりとなる二人とは

関西のある討論番組に出る

T女史と

プライムニュースなんかに出たりする

K女史です。

Tの場合、まずその物言いの

品のなさと客観的な視野が

あまりにも欠けた姿勢

なによりヒステリックな物言い

その他その他・・・

Kはともかくしゃべりだしたら

とめどないその喋り方と

意地悪そうな目つきと

その他その他。

そしてどうしても聞きたい

女史は何を隠そう

櫻井よしこ女史。

論旨の明瞭さ

趣旨の重さと充実

なによりも惹かれるのは

自己規制をきちんと

わきまえた喋り方。

前の二人の女史には

これが欠けているのです。

「自己規制」をかけながらしゃべる

つまり自分が自分で

見えているということですね。

だからTとKがしゃべるとき

笑わないでくださいね、

実は耳をふさいでいるんです・・・

ほんとは目もふさぎたい。

相手の言葉をまったく無視して

しゃべる人や

しゃべりだしたら止まらない人は

男性にもいますけれど

討論番組ではあまり

お目にかかりません

残念ながら。

櫻井女史の素晴らしさは

その卓絶した識見と

謙虚さー自分を見る目の確かさー

と私たち70年来

卑屈な教育に溺れた日本人に

まっとうな自信を取り戻させて

くれることにあるのです。

どこかの国の人みたいな

いわれなき自信や尊大ではなく

「まっとうな」「正当な」

自信を。

 

 

 

 


結婚の条件

2015年11月06日 | 日記

テレビもたまには

面白いものを見せて

くれますねぇ

CHINAの婚活のようす

男性がこれと思う女性に

三つほど条件を出すんです

その一つが「親孝行」

女性はそれが理由かどうかは

ともかく

男性が電話番号を書いたメモを

わたしたら

ポーンと指で弾き返してました。

これは「親孝行なんかしないわ」

ではなく

「こんな条件出すあんたとはブー」

という意思表示だったのでは。

親孝行とかその他の「条件」を

出してする結婚はすなわち

「雇用」ではないでしょうか。

女性の側からも

身長、財産、見た目などの条件が・・・

これもまた「被雇用」でしょう。

愛情は二の次三の次でする結婚は

条件が崩れたときはもろいのでは?

愛する人と結ばれたとき

相手の親に孝行するというのは

結果としてあらわれるか

もしくは舅姑とどうしてもうまくいかない

そして若い夫婦で乗り越えられず

結局は離婚ってことも最悪あるかも

しれないけれどそれは

「条件」が消えたからではないでしょう。

条件出し合って互いにパズルが

ぴたりと合って結婚したとしても

条件でいっしょになったのだから

条件に支配されていて

自分たちの愛情によっている

わけではないから

はいそれまでよと

簡単に離婚できてしまう

のではないでしょうか。

離婚が悪いというのではなく

そういう結婚には

「自己責任」が伴いませんから

あっけらかんと離婚するんでしょうね、

そして子どもたちが放り出されるのです。

婚活ってそんなものなんですね、

IT社会の若者たちは

それで満足して生きて

いけるのでしょうか・・・










 

 

 

 


いのこさん

2015年11月05日 | 日記
いのこさん いのこさん

いのこさんのしりは・・・

と歌って石をついてまわる

子供の行事が

瀬戸内海沿岸にあるとは

あの宮本常一が

書いておりまして

私、見にいきました

そしたら

子供たちがなんとも頼りなげな声で

蚊の泣くような声で

「いのこさんいのこさん・・・」

子供たちのうしろから

子供の数と同じくらいの

母親がぞろぞろ

ついていました。

あれ、子供の行事のはず・・・

そして夕方の時間だし

田舎だし

犯罪がおきるとも思えない

のに。

知り合いのお年寄りが言いました

昔はこんなもんじゃなかった

子供たちだけで威勢良く

歌ってまわって石ついて

いっしょに回った

お兄さんたちを憧れて

わしらぁもはよぅあの

お兄さんたちのように

なりたいもんだと

思っておったもんだと。

親がついてくる?

そんなあほな。

子供の聖域になんで母親が

のさばりでるんじゃ。

そんなもんは「いのこさん」

ではないわいと。

いのこさんにかぎらず

子供の行事はあちこちで

「違うもの」になったのでしょうか。

「ハローウィン」って

「いのこさん」みたいな

子供の行事では

なかったでしょうか。

おや、それでは

ほんものの

子供だけの行事は

どこへ行っちゃったのかな?

都会のレタス

2015年11月04日 | 日記
工場の電気の光で

量産されるという

都会のレタス



食べたいと思わない

のはなぜかしら。

ささやかな畑をしている者と

しては

あの太陽の光をまったく

浴びずに育つ野菜

なんて

まったく食指がうごきません。

ま、古い時代に属する

年寄りの戯言なんでしょう

けれどね。

少々の虫を潰しつつ

たまに草木灰をふりかけ

手間暇かけて育てる

野菜と

「先進技術」で

人工的に育つ野菜、

ま、時代に遅れて行く者の

たわごとでございましようが・・・

その昔

息子の弁当に決して

ハム、ソーセージなどの

加工肉を入れなかった

ために

見栄えの悪い

弁当となって

息子が恥ずかしかった

らしいのですが

WHOの加工肉危険宣告は

私が時代の先を行っていた

証拠、なんて・・・

だから?

わかりませんよ

もしかして

この老婆が案外

「時代を先取り」しているかも

ですよ(笑)


倒れ伏す小菊

2015年11月03日 | 日記
菊の季節になりました

展示会には

見事な菊が

そして

あちこちに菊人形が。

ところでこの私ときたら

そういう菊には

なんの興味もわかず

ただ庭の片隅に咲き始めた

小菊の風情を愛でて

おりまする。

小菊は茎が細いからか

あちらこちらに

倒れ伏すように

して

咲くのです。

その定まらぬ方位が

なんとも決まっていて

見るからに

秋の情緒をたたえて

いるのです・・・

たとえば団子状?に

きっちり盛り上がる

菊よりも

乱れて咲く小菊が

心を動かします。

これが平安朝から

連綿と続く日本的

情緒というものなのでしょうか。

理由はわからずじまい

ですが

どんなに日本が「発展」しても

「後退」しても

「侵略」されても

この情緒は生きててほしい・・・



祈ったのでした。