人生の階段ー日々の詩に託してー

ある老婆の日々ーー

旅先のいたずら2

2016年12月08日 | 旅行

静かな静かな山の村

道路工事のおじさんが

ぽつんと立って旗持って

めったに来ない車のために

じぃっと立っておりました。

そこを通りかかったのが私

近くのお肉屋さんで買ったばかりの

ほっかほっかの肉まんじゅう

ちょうどふたぁつありました

通りすがりに私としたこと

「ほかほかですよ!はいどうぞ!」

「え、なんですか、これ?」

「あったかいんですよぅ」

と押し付けて

さっささっさと通りすぎ

あとも見ずにまっすぐに

山道帰って行きました

あのおじさんは食べてくれたかな

ちょっと今でも気になるのは

もしや老婆に化けた狐か狸と

思っちゃいないだろうなと

半分本気で考えたから

でした。

旅のいたずら

許してもらえるかしら?

 

 

 


旅先のいたずら

2016年12月07日 | 旅行

新幹線の三人席

私は通路側にいたところ

ある駅から欧米系外人カップル

窓際二人分の席に

私の前を挨拶もなしに

ずかずか入ってきて

あとは二人で何か食べながら

おしゃべりに夢中

もちろん隣にいる老婆なんぞ

完全無視

かの地では他人同士でも

同じ席にいたら少しは

会話するってことを

老婆は心得ておりまする。

そこで・・・

作戦。

こちらが降りる駅が近づきまして

いよいよ立ち上がる間際に

ちょいとあざやかに??

have a nice trip!

ご挨拶してあげましたよ(笑)

そしたら隣の女性がびっくりして

thank you!

と顔を向けたその顔は

とても人なつこい

いい顔をした若い女性でした。

旅先のちよっとしたいたずらは

それも「公共に反する」のでなければ

面白いものですね。

 

 

 

 


年賀状

2016年12月06日 | 日記

今年も終わりが近づきまして

そろそろ年賀状をという季節

ハガキというものがもうレトロに

なりつつあるようですが

やはり正月の年賀ハガキはうれしいもの

ですね。

ところでーー

昔、先生をしていた知人の話

教え子からくる年賀ハガキは

たいてい、子供や家族写真がべたべた

「ありゃ面白くないねー、自己満足さ」

ですと。

じゃあ、どういうのがいいの?

と聞けば

やはり自筆で近況を書いたものがいいとのこと。

しかし数十枚ものハガキですから

いちいちは書かないでしょうよ。

でも、わかります

写真べたべたは本人の自己満足かも。

もらってうれしい

でも寂しいハガキ・・・

むずかしい年賀状でございます。

 

 

 

 


15-3=・・・・

2016年12月05日 | 読書

155000人のうち

生き残ったのは31000人でした。

124000人・・・

あの戦争でビルマ(今のミャンマー)で

戦った日本兵士の死者の数・・・

これは津本陽『泥の蝶』からです。

ものすごい聞き取りと資料調査の上で

書かれたこの本を読んだ後

老婆は日本に問いかけたのです

「ああ、おまえは何をしてきたのか」と。

「そしていったい何を残したのか」

戦ったのは「白人」相手でした

何を残したか、と言えば

死せる兵士の名誉のために

老婆は次の言葉を捧げます

あなたは死をもって

アジアを解放したのですと。

長い白人の植民地政策では

あなたたちの国はいつまでも

ただ搾取されるだけの「土地」にすぎなくて

「国家」にはなれなかったことでしょう。

こういうと、きまって反日日本人インテリが

反撃します、

「でも日本が勝ってたら同じじゃん」

と。

それはどうでしょう。

台湾を、朝鮮をご覧なされ、

壮麗な帝国大学を建て

全国に小学校から始まる学校を建て

優秀な教師が派遣され

教師は身をもって貧しい生徒をはげまし

今もその面影を慕う

台湾の老人は多く

韓国だってそのはずですが

それを口にできないだけの人も

多いと聞きます。

死せる兵士よ

その死が無駄死にだったとは

言いますまい

あなたたちのことをすっかり忘れて

あなたたちの名誉も踏みにじって

反日日本人、文化人、ジャーナリストたちは

高級ワイン片手に平和を叫んでおりまする

老婆はあなたたちに手を合わせ

そっと感謝の祈りを捧げたいのです

今も「ビルマ」の空を漂う魂魄よ

安らかであれと。

 

 

 

 

 

 

 


街の電気屋さん

2016年12月04日 | 日記

小さな街の電気屋さんと

なぜか親しくなりまして

マックで20×20の文字を書けるように

して、と頼むと

ちゃんとやってくれて

このお兄ちゃんになら

五万円ちょい払っても気持ちいいな

思ってしまい

おまけに到来物のリンゴを二つお土産に

あげたりしようって気持ちになります

一方、大手電気屋⚪️'s電気とかには

こんな気持ちは起こらないだろうし

第一、一時間近くも懇切丁寧に

老婆にいろいろ教えてくれたり

するのかな、

するかも知れないけど

なんだか街の小さな電気屋のお兄ちゃんが

いいな

と思ったのでした

そして老婆の願い通り

マックでちゃんとワードが入りました

やったぁ!

とはいえ、何をあんたは

書くの?