TRITON

自作の不思議な画像とひとりごとと時々ベトナム語のblogです
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水晶再訪 ~裏銀座縦走~ そのに

2019年09月01日 19時54分14秒 | ひとりごと
2日目は烏帽子小屋から水晶小屋まで


小屋泊では今回は耳栓を使用した
目覚ましに気づかないおそれもあったが
物音やイビキも気にならず
静かな時間を過ごすことができた
夕食後、19時には就寝
22時と1時過ぎくらいに目が覚めたがまた入眠
4時前、目覚ましのかかる直前に目覚めた
耳栓をはずすと雨が小屋の屋根を叩く音
出発までにやむかなあ
今日は雨具を着ていくようかなあ
などと考えながら
出発の準備を始めた
結局、雨はやんだので雨具は着ずに出発
雨具の下は急な時にすぐ履くのが大変なので
天気が怪しいときははじめから下だけ雨具を身につけて出ることも多い


まずは野口五郎小屋を目指す
天気はよかったが
風が強かった
稜線のコースなのでほぼ吹きさらしの中を歩いた
去年、9月の末に雲の平から水晶に向かったときも
かなり風が強くて
それなりに防寒具を着ているのに
耐えられないくらいの寒さだった
今回も風のないところでは汗ばむくらいなのに
風に当たると体感温度がぐっと下がった
ウインドブレイカーにもう1枚アウターを重ねていても
吹き付ける風に体力を削られた


野口五郎小屋にはコースタイムよりも早く着いた
あまりゆっくり休める雰囲気ではなかったので
ジェットボイルでお湯を沸かして
甘いコーヒーだけ飲んだ
そこからは野口五郎岳を越える
遠目には白くてなだらかそうなきれいな山なのだが
いわゆるゴーロ
岩がゴロゴロしていた


山頂ではみんな写真を撮っていて
昨日、烏帽子小屋で見た長髪のおじさんが
ガラケーで写真を撮ろうとしていた
シャッターを押してあげたが
「あっ、なんかおかしいと思ったら」
と言ってデジカメを取り出した
自分達の写真を撮ってからまたシャッターを押してあげた


そこからは水晶岳を目指す
この道でいいのかなと思うくらい
いったんグーっと下ってまた登り返す
地図からは読めなかったけど
かなりアップダウンの激しいコースだった
途中何度か休憩しながら
目指す水晶小屋は
割りと早く見え始めたのだが
なかなか近づかない
足下だけ見ながらゆっくりと登った
時間がかかるかに思えたけど
それでもコースタイムよりちょっとかかったくらいだった


水晶小屋は混雑していた
到着したのは昼少し過ぎだったが
「ふたりで1枚の布団」と言われた
2階の、食堂に通じる吹き抜けのすぐそばだった
1畳にふたりは狭い
もし混まなければ夕方に少し広げますとのことだったが
続々と布団が埋まっていく
とりあえず小屋で何か食べることにして
名物力汁を食べた
豚肉の変わりにちくわと餅の入った豚汁みたいだった
美味しかった
外はガス(雲?)がかかり始めていて
もし好天ならそのまま水晶岳を登頂しようと思っていたが
疲れたのもあってこの日の登頂はやめた
缶ビールを買って飲むことにした


さっきのおじさんも到着して
やっぱり地図を広げながら
水晶岳と鷲羽岳に行くのにどれくらいかかるか
小屋番さんに聞いていた
他に膝にテーピングした短パンの外人さんもいた
晩ごはんは17時だがまだだいぶ時間があった
16時を過ぎて
「布団広げまーす」
と小屋番さんが来て
結局、ひとり1枚とはいかず
2枚で3人ということになった
それでも少しは余裕ができた
晩ごはんは第1グループで17時から
持参したワインを飲もうと思ったが
なかなか窮屈で
食事のあと空いた自炊スペースで飲んだ
夕食が終わってもまだ空は明るくて
雲に隠れたり晴れたりしながら
今日歩いてきた野口五郎岳方面が一望できた


この小屋がちょっと変わってるなと思ったのは
就寝までずっと食堂で音楽がかかっていたこと
広い山小屋ならいいが
狭いので寝床の中まで音が聞こえていて
早く寝たい人にとっては迷惑だろうなあと思った
自分は耳栓をしてさっさと横になった
鼻がつまってやや寝苦しく夢を見た


翌日は早朝に水晶岳登頂の予定






つづく
コメント (2)
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