疲れきった身体を
どこでもよい
横たえることによる安堵は
このうえなく幸福感を抱く。
少しのつもりで
閉じたまぶたには
過去も、
未来も映らない。
ただ、ただ、
安堵だけ。
ちまたのことなど
耳障りにもならない。
もはや自らは
自らのみの暮らしに行き着く。
繰り返し忘れたように
同じ道へ戻る。
が何度繰り返しても
同じ道だと気がつかない自分もいる。
情けない、
と思うだろうが、
果てしない生き道の欠片である。
もちろん安堵に導かれた眠りも、
いつか目覚め
悔いも
諦めも
そして挫折感も抱きながら
また同じ道を戻るのである。
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