Cosmos Factory

伊那谷の境界域から見えること、思ったことを遺します

人生最初で最後の原稿

2020-11-03 23:28:02 | つぶやき

 もう1年近く前に打診されて了解していた原稿の締め切りが、先月末にあった。最初で最後になるであろう、仕事上の専門誌への寄稿である。技術系専門誌だから、もちろん全国誌になる。ページ数にして40ページもなく、月刊誌であるが、毎月構成はほとんど同じ。見開きページの記事と、1ページの記事で構成されているから、文字数は制限されている。巻頭に限らず、書き手はほぼお役人である。お役人以外の団体や民間は、そこそこ経験を積んだ人たちが書いているから、お役人以外は若い人たちが登場することはほとんどない。1年近く前に打診があったということは、あらかじめ書き手を配分しておいて、原稿をストックするというより、書き手をストックしている、という感じだ。その専門誌の末尾に構成されている自由投稿の1ページを依頼された。わが社の社員がここに寄稿したことは、役員以外では今まで記憶がない。あったのかもしれないが、会員でないと目にすることはないので、若いころは会員でなかったので目にするはずもなかったのだろう。

 学会と言われるようなものにはいくつも入会しているが、業務上仕方なく入っている会は、唯一。技術系の世界では、業務上ポイントを稼ぐために、複数の会へかかわる社員もいるが、とっても忙しいわが社では、入っていてもなかなか役に立てていないのが実情だ。もちろん業務上入会していても、会社が費用を見てくれるわけではない。あくまでもスキルアップのためのもの。趣味の学会となんら変わらないわけだから、入る気もなかったが、立場上数年前に入会した。

 さて、依頼されたのは末尾の会員だより。おそらくお役人ではない投稿者は、末尾の企画の中でも本当に末端に置かれることは確実だ。その1ページ原稿の分量は、約1600字。なるべく写真を入れてくださいということだったので、なくても良かったが、1枚だけ加えた。したがって1300字余。このところ仕事外で毎月写真メインでその解説文600字代の原稿を、真の趣味の雑誌に書いているが、写真に関することを簡単に説明すれば埋められる。むしろ毎月の写真に、今は苦労している。したがって書くことに抵抗はないが、1300字程度で、思うところを書こうとすると、なかなか難しい。訴えたいことを念頭に、書き始めたものの、すぐに該当文字数に達してしまい、制限内に抑えることに終始。「誰もこんな文読まないだろう」、そう思って少し仕事に関係させながら、趣味に関することを記したが、もしかしたらお役人系専門誌だから、内容に注文がつくようなことを書いている。自由投稿だから訂正は入らないと期待しているが、そもそも思うところを文字数制限で書けなかったところが残念。


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