月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

こ仏事のはなし

2018年05月27日 23時05分11秒 | ふうわりふわり(坊守日記)


午前中にお参りさせていただいたお宅

1歳8ヶ月のY君が、おばあちゃんに抱っこされて

「ナムナムきたよ〜〜」

と迎えて下さいました!

生まれたばかりの赤ちゃんと一緒に、2週間、ママの実家にお泊まりしているそうです

Y君はお仏壇のおりんをチンチンと鳴らし、お手々をパチンと合わせて「ナムナム」することが好きになったらしく

私が「Y君、お願いします」と言うと、トコトコ走ってきて、私の膝に乗り、おりんをチンチン!お手々ばっちん!ナムナムナムナム!

そうしてお経が始まるのです

生まれたばかりの赤ちゃんはママの腕の中で2時間スヤスヤ

Y君はお経に合わせてるのか、何かお喋りしながら2時間走りっぱなし

ひいおじいちゃんの一周忌のご法事は、和やかで賑やかなご縁となりました

Y君のママに、Y君が初めて言った言葉は何かお尋ねすると

「アンパンマンです。アン‥‥マンって言いました」

と笑って答えて下さいました

「アン‥‥マン」

「阿弥陀さま」とか「南無阿弥陀仏」の幼児語は「なんまんちゃん」とか「なんまん」「ナムナム」と言いますが、小さな子どもでも口に称えられるようになってくださっているんだなあと、改めて有り難く思いました


午後からは別のお宅で百ケ日法要のご縁

お仏壇に綺麗な牡丹がお荘厳してありました

昨夜は蕾だったのに、お昼までにこんなに開いたのだそうです

百ケ日のうちには季節も変わります

ひと時も時が止まらないことを牡丹も教えてくれています

そして、そのひと時も離れずに、阿弥陀さまのおはたらきが届いていることを知らされるのです


ご仏事って大切なんだと、改めて思った今日のご縁でした

なんまんだぶつ(^人^)


ぼうたんや季節移ろう百ケ日

三部経読誦の声を牡丹聞く