月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

記憶のはなし

2024年02月04日 15時46分00秒 | ふうわりふわり(坊守日記)

午前中はTさんの一周忌のご法事が本堂でつとまりました。

Tさんの子、孫、ひ孫さんたちが大集合!

この春1年生になる子から、1歳になったばかりの子まで8人の子どもさん(ひ孫ちゃん)がお参りしてくれました。

ご法事の間中、ずっと泣いている子、遊び疲れて大の字で寝ている子、パパに抱かれてご機嫌の子……

どの子もどの子も、なんまんちゃんが「えらいね〜」「かわいいね〜」と褒めてくださっています。

鐘の音、お経の声、お念仏、ぴかぴかのお内陣、広い外陣、きれいなお花、何やら大勢集まってたこと、アンパンマンのジュース、よいしょよいしょと上がった階段……

この子らの記憶の底にきっと残るでしょう。

午後からのご法事にお参りされた方は、本堂に飾ってある40年以上前のお稚児さんの集合写真をご覧になられて、幼い頃のご自分やきょうだい、お母さんが写っていることを教えてくださいました。

お寺に来たときには必ずその写真を見て帰られるのだそうです。

子どもの頃の面影が残る満面の笑みで仰られました。

ふっと、記憶の底にあるお寺での思い出が浮かんでくるのでしょう。

いいものですね。

なんまんだぶつ……