月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

僧侶之妻

2011年07月13日 21時01分47秒 | 仏々相念(住職日記)

こころ、奪われて・・・

 

毎朝、楽しみにしている小説「親鸞」。

法然上人のご往生の知らせを聞き、さあどうする・・・というところ。

 

もう一つの楽しみが山口晃氏の挿絵。

滑稽な絵だったり、リアルな絵だったり・・・

そのなかでも恵信尼さまの絵にはドキッとさせらていました。

昨日行った美術館にはいろんなグッツが販売されていましたが、恵信尼さまが描かれてあるクリアファイルと絵ハガキを買ってしまいました。

 

これからのキツイ旅の始まりなのでしょうか・・・

自らが過ごしたであろう京(?)を振り向く親鸞聖人、そして寄り添うように優しく美しい顔の恵信尼さま。

そして、その山の頂きには薄っすらと慈愛に満ちた阿弥陀さまのお顔が描かれてあります。

 

さぁ、行こうか・・・

そんな声が聞こえそうです。

 

あの時代に「妻帯」された親鸞聖人・・・

あなたがいてくださればこそお念仏をよろこべるのです・・・

苦しんで苦しんで悩みぬき、その手をしっかりと握られた親鸞聖人。

あなたがいて、本当によかった・・・

 

苦しい時も、病む時も、嬉しい時も、きっと仏さまのように微笑んで下さっていたのでしょう・・・

振り向けばいつもあなたがそこにいてくれる・・・

 

「ありがとう」いっぱいの人生の旅路。


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