手芸が好きという話から、養専寺様御住職様、若院様御着用の七条袈裟を見せていただきました。
なんと、手作り!
お寺のお裁縫の会の皆さんが、着物や帯の生地を持ち寄って仕立ててくださったのだそうです!
デザインや色合いも素敵ですが、小さな生地も使うように工夫されていることに感激しました。
90歳を過ぎた方が刺繍を施しててくださったり、洗い張り、裁断、アイロン、お針、皆さんができることをお手伝いしてくださったのだそうです。
男性もひと針ずつ、千人針のように縫い目を入れてくださっています。
ご門徒さまはご自分の着物や帯がお袈裟に使われていること、一緒に仕立て上げたことを、とても喜ばれていらっしゃるそうです。
古くなり、使われなくなった生地が、ご門徒さまの思いと知恵と技によって、お袈裟へと作りかえられていくなんて、まさにお袈裟や法衣の原点です。
捨てられていくものが、拝まれるものへと‥‥
なんまんだぶつ(^人^)