月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

高知探訪

2011年07月12日 21時23分34秒 | 仏々相念(住職日記)

楽しかったね・・・

 

高知県立美術館で開催されています「親鸞展」に行ってきました。

行ける時に行ってこようってことで坊守と出掛けてきました。

 

136キロ程の道のり、高知方面は行き慣れていないのでちょっとした旅行気分。

夜遅くまで用事をしている坊守にはいい休養(?)になります。

気持ち良く眠る姿を見ながら、

いいよな~こんなに眠れて・・・これだけ眠れたら夜行バスも値打ちがあるのにって先日のキツイ旅を思い出すことです。

 

さて、美術館に着いたのがお昼頃、「観てからごはん食べようか!」ってことになり展示されているモノを見せていただきました。

暫し、一つ一つ観せて頂きながら御遺徳を偲ばせて頂いたことです。

今こうして親鸞聖人に出遇い、お念仏の優しさに気付かせていただきました。

「おまえを待っている・・・」

そんな優しさに包まれていました。

三毒の煩悩を重ねながらも、今こうしてあなたに出遇えた喜びは消えることがありません・・・

縁に触れながら忘れて生きる自分を慚愧し、忘れてくださらん阿弥陀さまに感謝することです。

 

高知まで来ているんだから「龍馬先生」に会いに行こうってことになっていました。

美術館を出て何か食事できるところがあればとキョロキョロしていると桂浜に着いてしまいました。

久しぶりの桂浜です。

駐車場からドキドキしながら坂本龍馬の銅像のところまで上がった行きます。

男らしい背中が見えてきます、「お~、久しぶりです!」

去年から来たかったのですがなかなか来れなくて・・・去年はブームでしたので凄い観光客だったのでしょうね。

この眼差しの向こうには・・・

あなたには広い広い世界が見えていたのですね・・・

そう言えば、龍馬役をしていた福山雅治もここに立っていました。

気分は福山、いえいえ龍馬先生に成りきって太平洋を見つめたことです。

太平洋の広さ・・・ちっぽけな自分、人がどうの・あれがどうのとクサクサ生きる自分が見えるようです。

もっと大らかに優しくなれたらいいのですが・・・

 

帰りに行ったことのない近くにある「坂本龍馬記念館」も寄ってきました。

坂本龍馬のベースは、「坂本家」の優しさなんだそうです。

皆優しく過ごされ、支え合いながら生きて行かれるのです。

だから、大切な家族の死に出あうと辛くて・・・

その辛さが分かるからこそ傷付けあうことがたまらなかったのだと・・・

また、好きになってしまいました。

 

ゆっくり観ることもできず、「遅くなったから帰ろうか・・・」

空腹のまま車に乗り込み「そうだ!ちょっと走らんといけんけど須崎の鍋焼きラーメン食べようか!」ってことに。

かなり遅いお昼ご飯になりましたがおいしくいただきました。

坊守は初めて食べたのですが、かなり喜んでくれたことです。

親鸞さんのこと、龍馬さんのこと、いろいろ話しながらフーフーと美味しくいただきました。

 

さあ、お腹も胸も一杯になったしボツボツ帰ろうか・・・

優しく車を走らせながら優しい一日を終えます。


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