徒然にっき'18

OCNブログから引っ越してきました。
文華の日常を綴った、プライベート日記です。

長期戦の始まり

2011-04-17 21:00:45 | 日記・エッセイ・コラム
東電から、福島第一原子力発電所安定化へ向けての見通しが発表された。
自分は、現在の放射性物質放出量が1年は続くと思っていたから、「6~9ヶ月かかる。」というのは、まぁ予想通りかなという感触。


自分の活動にもいろいろ不都合が生じるが、なんと言っても大変なのは、避難している人達。
およそ1年は家に帰れない訳だ。
テレビやラジオだけが情報源だった人達にとっては、今日の発表は「長い」と感じたであろう。
本当に心が痛む。


今日は、福島県を代表する特産物、「桃の花」を撮影してみた。
Momo_2

桜が満開なのに対して、桃の花はまだ咲き始め。
桜のほんのり薄ピンク色と、桃のそれよりもやや濃いピンクが織りなすコントラストは、非常に美しい。
(その場所は、車で通り過ぎただけだが。)
きっと、今年の桃は売れないだろうな。


それから、久しぶりに100円ショップへ行き、仕事に必要なものなどを購入した。
つい最近まで営業時間が短く、仕事帰りには立ち寄れなかったのだ。
これは!と思ったのがミニミニスピーカー。
Radio

今後またライフラインが断絶したときのことを考え、少しずつ災害対策用品を買い集めている。
昨日、家電店で携帯ラジオを購入したのだが、残念ながらスピーカーがついていなかった。
「外付けのスピーカーも欲しいな。」
と思っていた矢先に100円で入手できたのでラッキーだった。
おそるべし、100円ショップだね。


桜と馬鈴薯

2011-04-16 20:32:00 | 日記・エッセイ・コラム
自宅と職場の行き来で全く気づかなかったのだが、いつの間にか近所の桜は開花していた模様。
てなわけで、さっそく近所の公園に写真を撮りに行った。

Sakura

滞在時間、たったの3分。
余計な被曝はできるだけしたくないからねw
去年は、同じ場所をゆっくり散策したのになー。
我々の様々な楽しみを奪う「原発」は、本当に恐ろしい物だ。


次に、近所のスーパーで買い物。
産地には気をつけて野菜を購入したつもりだったが…。
帰宅して驚いたことがあった。
北海道産の馬鈴薯に、
「ガンマ線照射済」
と書いてあったのだ。
え?
ガンマ線ってことは、放射線ってことだよね??
Poteto

慌ててネットで調べだした。
放射線が照射されるのは、「北海道士幌町」で収穫された馬鈴薯で、冬期にのみ「芽止め」の為に照射されるとのこと。
照射されるのは、「コバルト60」で、半減期は5.27年。
照射される時間はおよそ1時間だそうだ。


また、日本では、放射線の照射が認められているのは馬鈴薯のみだが、外国では小麦や玉ねぎなど、他の野菜も、消毒などの目的で放射線照射を行っているようだ。
てことは…。
ファストフードなどを通して、今までに放射線照射を施した加工品を摂取してきた可能性が十分にあるわけだ。


結論。
じゃがいも3個ぐらいで、健康に直ちに影響があるとは思えないから、普通に食べよう。
しかし、ただでさえ外部被曝&内部被曝が他地区に比べて飛躍的に多いのだから、次回からは購入しないように気をつけよう。


うーむ、食の安全を維持するのも大変だ。


ドキドキ・わくわく授業参観

2011-04-15 21:58:00 | 教育
1年生にとっては、初めての授業参観。
初めての授業参観におすすめなのは、なんと言っても「書写」。
保護者の方に、字を書くときの姿勢や、鉛筆の持ち方、注意事項などを啓蒙できるからだ。


今年度から、新学習指導要領になり、教科書や指導書も一新した。
今までCD-ROMだった資料がDVD-ROMになったので、
「大画面のテレビで見られるかも。」
という期待を寄せて、機器に投入。
しかし、非常にも「非対応です。」というメッセージが出てきた。
仕方なく、自分のノートPCで映像を見せた次第。
こういうとき、少人数学級は便利だ。


授業参観の前半は、1・2年生が一緒にビデオを観ながら、姿勢や鉛筆の持ち方を確かめた。
学級の4割が左利きなので、左利き用のプリントも用意し、両方の手本を示した。
練習の時間は、保護者の方が我が子に張り付き、
「姿勢!鉛筆!」
などと、声をかけていた。


後半は、それぞれの学年に分かれて、字の練習。
1年生はひらがな、2年生はカタカナだ。
1年生にかかりきりになってしまったため、2年生には申し訳ないことをしてしまったが、皆一生懸命書いていた。


1年生の集中力が段々切れてきたので、30分には授業を終え、
「ちゃんと1年生になれたか、お家の人に見てもらおう。帰りの用意をしてごらん。」
と、切り返す。
その間に、2年生の勉強のまとめをする。


それでも時間が5分ほどあまったので、鼓笛の演奏を見てもらうことにした。
できのよい校歌をやろうとしたら、
「ヤマトがいい~。」
と言われたので、練習途中の「宇宙戦艦ヤマト」をお披露目した。
子ども達ががんばる様子を見て、保護者のみなさんも感激した模様。


1年生にとっては、初めての授業参観。
ハイテンションになることも予想されたが、意外に大丈夫だった。
あるお母さんは、我が子の様子をせっせとビデオと写真に収めていた。
初めての1年生だし、なんでも記録しておきたいんだろうね。


自分も今年度初めての授業参観で緊張したけれど、カワイイ1・2年生と一緒に勉強できて楽しかった。


屋内活動は安全なの!?

2011-04-14 22:37:00 | 教育
先日から懸念していた「市鼓笛パレード」は、2学期に延期になった。


どうやらうちのボスは、運動会など屋外での活動を2学期に回し、屋内での活動(文化祭など)を1学期に行う意向のようだ。
文化祭を6月下旬に行いたいと言われ、疑問に思うことがある。
6月下旬と言えば、気温が高く、じめじめと湿気の高い時期だ。
体育館の窓や扉を閉め切り、半日活動することは可能なのだろうか?


通常の学校生活、帰宅してからの日常生活についても、同じ事が言える。
今はまだ窓を閉め切っても我慢できるけれど、気温が高くなれば、いつか我慢できない日が来るはず。
無理をして我慢したら、具合が悪くなるのは目に見えている。


現状を見る限り、原発から放出される放射性物質の量は当分横ばいのようだし、どう考えても、現状維持がよいとは思えない。


やはり、ふぐすまけんみんが、もっとデモでも起こして、不安を訴えるべきなんだろうか??


原発情報は隠されている

2011-04-13 22:37:00 | 日記・エッセイ・コラム
うちのボスが、放射線対応の講習会に行った。
様々な質問が出る中で、
「国民は知らないと思います。」
という、(うっかりした)放射線医療アドバイザーのコメントがあったそうな。
つまり、一部該当者には知らされているけれど、我々一般民には知らされていないことが多々あると推測される。


昨日、書店にて

放射能で首都圏消滅―誰も知らない震災対策放射能で首都圏消滅―誰も知らない震災対策
価格:¥ 1,260(税込)
発売日:2006-04

という本を購入した。

2006年に出版されたもので、M7以上の地震で静岡県にある「浜松原発」が異常を起こし、首都圏が消滅する危険性があることを訴えている。
出版当時は、「内容が過激すぎる。不安をあおるものだ。」と不評だった模様。
しかし、2011年の今、この本で危惧されていたことが「福島原発」で当たり前のように起こっている。
この本を読んで、「あるある」すぎることが多すぎて、不謹慎ながら笑ってしまった。


その中で「あるある」だった内容の一部がこちら。
「重大なことは、発表されるまでに数日かかることもある。報道をうのみにしていたら、命がいくつあってもたりない。(要約)」


今まで「原発事故」の心配は、対岸の火事だと思っていた。
無知ほど恐ろしい物はないとは、まさにこのことなのだな。