~他人と比べるな、昨日の自分と比べよう~

昔話の自動車屋
松江市鹿島町 (有)田村モータース
https://t-motors.jimdosite.com/

過荷重でABSランプ点灯?

2012年01月20日 | ダイアガン X-431(故障診断機)

MC21S 2001年式

ガソリンスタンドでポリタンクに灯油を入れてもらって帰っているときにABSランプが点灯した、ということで来店されました。来店時にはすでに灯油は降ろしておられたので、再現テストができず結論が断定できませんが、あまりにも後ろ荷重が重すぎて前後輪の回転差が発生したために、故障コードがストアされたのではないかと推測されます。

Nasumc21s_abs

しかし、あいかわらずX431は翻訳が上手ではありません。

「歴史的な故障」???

いわゆる過去故障コードのことだと思います。

ペンディングコードのときはどんな翻訳になるか見ものです。(単純に仮故障となるかも)国内仕様車自体、新規制のJ-OBDに対応した車が出回ってないという現状もあります。J-OBDの故障診断では、断線/短絡以外に、触媒モニターやO2センサーモニター、が追加されるので、このような良否判定がきわどい項目は、「一回様子見」のペンディングコードが出てくるはずです。

でも、過去の国産車でも燃料モニター(フィードバック量ずれモニター)などの機能が搭載されている車もあるので、こういったケースではペンディングコードがストアされると思います。

http://t-motors.jimdo.com/


ファミリアSワゴン

2012年01月20日 | 修理整備全般

BJFW 14万キロ走行 1999年式

どうもエンジン回転が落ち込みすぎる、ということで来店いただきました。お客様もご自分でお調べになっており、アイドルスピードコントロールバルブではないか、ということもおっしゃっていました。

ただ、アイドリングなどで一瞬失火したような反応もあるため、ISCの作動の問題ではなさそうな雰囲気でした。まず気づいたのはインマニからエアを吸っているような音。さっそくパーツクリーナを吹きかけたりイヤースコープで音を探ったりして、場所の特定をしました。

結果、インマニとヘッドのあわせ面からのエア吸いを発見しました。インマニのガスケットを交換となりましたが、インマニ外しが結構大変でした。下からの作業があるので、エキゾーストパイプを外したり、スターターを外したりと、時間のかかる作業でした。

(この車、スターターのケーブルがぎりぎりに短く設計されており、ボルトを外しただけでは簡単に外れない。スターター本体を外しながらケーブルも外さなければなりません。)

お客様のご要望で、アイドルスピードコントロールバルブも念のため外して点検しました。14万キロ走行なので、カーボン等の堆積を予想していましたが、問題なし。

Dscf4211

ISC

Dscf4214_2

http://t-motors.jimdo.com/