MC21S 2001年式
ガソリンスタンドでポリタンクに灯油を入れてもらって帰っているときにABSランプが点灯した、ということで来店されました。来店時にはすでに灯油は降ろしておられたので、再現テストができず結論が断定できませんが、あまりにも後ろ荷重が重すぎて前後輪の回転差が発生したために、故障コードがストアされたのではないかと推測されます。
しかし、あいかわらずX431は翻訳が上手ではありません。
「歴史的な故障」???
いわゆる過去故障コードのことだと思います。
ペンディングコードのときはどんな翻訳になるか見ものです。(単純に仮故障となるかも)国内仕様車自体、新規制のJ-OBDに対応した車が出回ってないという現状もあります。J-OBDの故障診断では、断線/短絡以外に、触媒モニターやO2センサーモニター、が追加されるので、このような良否判定がきわどい項目は、「一回様子見」のペンディングコードが出てくるはずです。
でも、過去の国産車でも燃料モニター(フィードバック量ずれモニター)などの機能が搭載されている車もあるので、こういったケースではペンディングコードがストアされると思います。