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BMW 3シリーズ 320i G20 AVインターフェースキット取り付け

2020年10月06日 | 新車販売

BMW 3シリーズ 320i G20 AVインターフェースキット取り付け作業です。 (アクセルセーフティーモジュールも同時施工します)

今回装着する商品は、a/tack社製  AT-VEM710PU というキットです。何社か似たような商品が販売されているようですが、最も信頼性が高いのはこちらの会社だと聞きました。普段国産車を取り扱っている当社からすると、輸入車の整備だけでも身構えてしまいますが、idrive7(iD7)という最新のシステムを解析して一からユニットを開発する、最高を求める輸入車オーナーに自信をもってそれを提供できる、という技術は本当にすごいと思います。

(たぶん・・・)基本的には、メインユニットからディスプレイに流れる映像信号線に、後付けのTVチューナーやDVDドライブからの映像を割り込ませるイメージです。分割画面も、純正の分割比にうまく合わせて重ねて表示されます。

音声に関しては、純正のUSBに入力する、という感じです。音声はそのまま入力すると、信号処理の遅延で映像とずれるので、逆に映像を遅らせるユニットも取り付け、そのずれを解消します。(パッケージに1個同梱されていますが、DVDも取り付けるのでさらにもう一個購入しました)

センターコンソールのコントローラーも連動させて、このインターフェースユニットの機能をコントロールできます。地デジチューナーユニットはアルパインです。チューナーもDVDも付属のリモコンの受光ユニットコードを、同梱のコントロールコードに替えることで、チューナー/DVDも制御できてしまいます。センターコンソールのコントローラーが付属のリモコンの代わりに信号を作り出し発光させ、それをアルパインのリモコン受光部に当てているイメージ。(実際に発光部を受光部にくっつけているわけではありません。同梱のコントロール専用配線でつながっています。ちなみに最初から2本同梱されています。)

 

早速、養生を厳重にしてから、センターコンソール周りから分解して、MGUを取り外し、ディスプレイも取り外します。(写真がぶれてしましました)

 

MGUの背面のコネクター類を外して、インターフェースキットの配線を割り込ませます。

 

USBケーブルも裏から割り込ませます。

 

こちらはDVDユニットの取り付け作業。

 

 

アクセルセーフティーモジュールへもCAN通信の信号を送るため、MGU裏の配線から分岐します。もちろんはんだ付けにてがっちり接続します。

 

アクセルセーフティーモジュールの本体ユニットです。左に向かう配線は、CANと電源です。右へ向かう配線がアクセルペダルのコネクターに割り込んでいます。

 

作業途中で配線処理がまだ汚いですが、こちらがインターフェースキットの本体です。

 

テスト配線の状態です。取り付け説明書上、および頭の中では理解/整理できていますが、実際にはこのように非常に多数の配線が追加されることになります。

テストOKを確認したら、もう一度ばらして、車内に綺麗に収まるように、誤作動しないように、慎重に配策していきます。一番苦労したのは、本体を収める作業でした。本当にスペースがありません。とても難しいです。かといって、強引に押し込むと、コネクター類に負荷がかかり、作動不良の原因になりかねませんので、十分注意が必要です。

 

アクセルセーフティーモジュールは、一定の条件下で急にアクセルを踏んだ場合にエンジン出力を止める(出力を出させない)安全装置です。

この新型3シリーズは世界初の高速道路自動運転機能までついていますが、国産車のようにアクセル踏み間違い防止機能まではついていないので、この度、同時作業となりました。

持ち込みの商品でも作業を承ります。一度ご相談ください。

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