ホンダ ダイハツによくありがちなドアロックアクチュエーターの作動不良。もう一息というところまでは動くが結局ロックができない、解除できない、となり内貼りをバラす羽目になります。金額もそこそこかかります。しかも重要部品なのでお客様をあまりお待たせできない修理でもあります。
そこで、スクラップ車からは極力アクチュエーターを取り外して中古品を在庫しておくようにしています。
今回はダイハツのムーブでしたが、持ち合わせがなかったので、形がよく似たホンダ用を流用します。(右がダイハツ、 左がホンダ)
同じサプライヤーさんが作っているんでしょう。
ホンダはネジでプラスチックケースが簡単に分解できます。なので中のモーターだけ他への再利用が可能です。しかし、ダイハツは接着剤で止めてあるので、簡単にはばらせません。
それ以前に、本体そのものをバラさなくてもそのまま取付できそうます。ドアラッチへはネジ2本で止まっていますが、それはダイハツもホンダも同じです。ほかにもアームの形が異なったりするケースもありますが、アームもピンを外せば付け替え可能です。配線はコネクター式のものとカプラーオン式のものがありますが、大した問題ではありません。エレクトロタップで結線しました。
しかし、問題は次。運転席アクチュエーターは少々特種です。集中ロックで各ドアに運転席のロック状態を伝えるための信号線が追加されています。なので、これだけはモーターをとにかく交換するしかありません。
前述のようにダイハツは接着されているのでそう簡単には開きません。そこで、ドライヤーで本体が変形しない範囲で温め、一気にふたを開けます。これでモーターが交換できるようになりましたので、取り置きのホンダのモーターを取り付けます。
普段から形を比較しておく癖をつけておくと、こういうとき役に立ちます。かなりせこいですが・・・。
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