故郷の友へ
ウン十年前の確か中学3年の夏休み明け
夏休み中の作品展示室で見つけたのが
ヘルマン・ヘッセの「車輪の下」の感想文
書いたのは隣のクラスのN君
当時、中間・期末テストの結果は学年ごとに張り出され
競い合っていましたので、クラスは違ってもよく知ってます
それだけに本に関しては誰にも負けないと自負していた私には
ショックでした。
知らない作家であり、作品です
悔しくって<笑 ヘッセの作品2~3冊、立て続けに読みました
マ、ヘッセに関してはそれまで、好みの作家ではなかったようです<笑
それから幾星霜
地元に残って同級生のリーダーとして、文才を活かし
同級生便りを発行していたℕ君
高校の東京支部会の同窓会に地元代表の一人として
上京してきました。
高校卒業以来の再会は40代半ばです
その席で、中学時代のヘッセの話をし笑いあったのですが
半年後、無二の親友のḾちゃんから、彼の訃報が届きました
それからまた半年後、今度はМちゃんの急死です
180本の白いカーネーションで埋めた彼女を
見送ったときは、<二度と同窓会には出席しない>と
誓った辛い一年でしたね
地元にいたT君もS君も早々と逝ってしまって
皆の早過ぎる死を悔しがり、
彼らがが元気でいてくれたなら、私の故郷とのかかわりも
今少し違ったものになっていたのではと思えてきます
それもこれも過ぎ去った遠い遠い昔
私、暑い暑い夏の日々を
読書とブログ書き、
現実逃避も悪いものではないと
独り穏やかに過ごしていますよ
9年間、共に暮した 兄弟以上の同級生、10年位前に地元で同級会が有りましたが 病気で出席出来ず その後は 機会が無く 皆に会える最後のチャンスを逃した と悔やんでいます。
Nさん、Mさん、Tさん、Sさん・・、思い出の中に生きていますね。
同窓会名簿を見ても、私の学年は圧倒的に故人が多いんです、腹が立つくらい<笑
四人はそれぞれ力のある人たちだったんですけどね
takeziさんと同じ時代を過ごした故郷は身内も友も
少なくなってきました。そんな歳になったんですね<笑