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戦争を語り継ぐ<戦場秘話

2018-08-18 14:57:22 | 雑記


       戦後73年

       今年は6月の沖縄戦終結から始まって

       広島・長崎の原爆、8月15日の終戦日

       いずれもメディアの扱いが薄れたような

       まるで政府からの干渉でもあるのかと

       思いたくなるような取り上げ方を感じてしまいます

        
       いよいよ戦争も風化していくということでしょうか



       
      戦争時は幼く被災もしなかったので

       語り継ぐ体験談は持ち合わせていませんが


        義父はソ連に抑留されて帰国後

      何も語らないまま亡くなりました

      それほど過酷な状況だったのだろうと

        頭の中では理解していたのですが

      
      帰国したとき、アメリカから思想教育の尋問を

      受け、一か月上陸できなかったという話を思い出し

      今、検索してみました


      もちろんソ連の思想教育のことも、抑留中のことも

     「黒パン俘虜記」等本での知識はありましたが、小説と違って

      生の調書の声に今、怖さで鳥肌立ってます

      
      私が戦争に関心を持つようになったノンフィクション作家

      角田房子の「満蒙開拓団 八万人の墓標」を読んだ義父が

      「こんなものじゃない」と一言言った真意がわかったような

      気がし、今更ながら、こんな過酷ななか生き抜いてきた義父が

      愛おしく、晩年、もう少し優しく楽しく

       接すればよかったと悔やまれます




    <戦場秘話>

      親しくしていた年上の知人の父親は中野兵学校出で

      玉砕した00島でナンバー2の地位だった人らしい。

      攻撃前、最後の船が日本に向けて出港するとき

      側近の若い兵士を日本に返したそうです 


      その兵士が夜訪れて来て、母親が風呂に入れ

      食事をさせていたのを覚えていると言ってました


      父親がどんな思いで若い兵士を日本に返したのか

      彼女たちも船を見送る父親の最期の様子を聴く事が出来

      命を存えた若き兵士はその後も弔いに訪れ続けたそうです


      戦後、マスコミが戦争未亡人達へのインタビューも

      母親は決して受け付けなかったというのは

       戦争に対するせめてもの抗議だったのでしょうか

   

      人間をも狂気に陥れる戦場での

        チョット感動したしらぜざる友人一家の物語です
        

         
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