すぐに代わりが

おやじバンドのドラムスは切り捨てたが、たちまち次のライブが決まっている。
次のドラムスを急遽探さなくてはならない状況になってしもうた。

じゃが切り捨てるにも一時の感情だけでやったことではない。
当然、それまでの過程があり、他のメンバ-からの苦情も聞いていた。
彼を切るには、代わりのドラムを見つけられる自信がないと出来ない。
確固たる自信はなかったが、自分には幅広い人脈がある。
その人脈を駆使して探せばなんとかなる、の自信はあった。

ワシは自分から縁を切るような事はしない。
今回のような例は過去にも滅多にないことじゃった。

縁を切ったメ-ルを送り終えると、次のメ-ルで人脈を使いドラムス探しじゃ。
数人にそのメ-ルを送った頃には、グル-プラインで
『大役お疲れ様です』とか『悪役、引き受けて下さり申し訳ない』
の感謝メ-ルがメンバ-から入ってきた。
メンバ-はみんなスッキリした様子じゃった。
その返信で『みんなも誰かドラムス知ってたら声をかけて！』と書いた。

まる１日経った先ほど、次のドラムス候補から連絡があり、
次の練習でお互いを紹介し合おうと言うことになった。
人との縁とはこんなことから始まることもある。
だから出会いを求めるし、出会いを大切にしたい。