夕方のウォーキングしよったら、先々月亡くなった親友の奥さんと娘さんが
庭木の剪定をした後片付けをしとるのが見えたんで声をかけた。
四十九日の法要のために娘さんも東京から帰省しとったようじゃ。
昨年の秋には旦那が庭木の手入れをしとったが、病に伏せ
奥さんもその看病などで忙しく、春の庭木の手入れが出来ず
そのままになっとったのを、ちょうど娘が帰ったんで
一緒に手伝うて貰い、バッサリ切ったと語る二人の顔には
笑顔が戻っとった。 安心したよ。
余命宣告された後には会えば涙、電話しても涙の奥さんじゃった。
亡くなった後も線香を上げに仏前にお参りしても、電話しても
ラインしても涙を隠すことがなかったんで心配しとった。
ワシの冗談に、冗談で返すその顔は、涙ではなく
作業の汗と笑顔で溢れ、安心したよ。
