いつも窓越しに声を掛けてくれた『はると君』と久しく会うことがなかった。
それは雨続きで、はると君はお母さんの自転車ではなく、
ひいじいさんの車で保育園に行っとるんで
自転車置き場の方まで来ないんでウチの事務所のところにも
来んので声を掛けてくれることもなかった。
それが昨日の夕方、ワシがウォーキングに出かけようと事務所を出たところで
はると君がお母さんと一緒に帰ってきたところに出くわした。
いつも窓越しにしか話をしなかったし、雨でしばらく会えんかったんで
ワシもはると君も大喜びで、すぐそばで話が出来た。
はると君は矢継ぎ早に質問してくる。
『どこに行くん?』 『えっ!おうちにかえるの?』
『おうちはここじゃないん? どこ?』 『何色なん?』
はると君はワシのこと、おともだちと思うとるに違いない(笑)。