今日、近所の知り合いの通夜に行ってきた。
商工会なんかでいろんな役職をされた方なんで弔問客も多く、
コロナの事情もあり、親族以外は受付だけでお帰り頂くという形式を
とっておられたんで、ワシも娘さんに挨拶だけして帰った。
行く前から、女房殿には『弔問客が多かったら香典だけ渡して帰る』と
伝えておったんで、早い帰宅にも女房殿は驚かなかった。
市議、県議、代議士の奥様などそうそうたるメンバーが弔問に来ておられた。
故人は元気な頃にいろいろ積極的に役職を引き受け活躍されたようじゃが、
晩年はあまりエエ評判を聴いてなかった。
あまり長期間、そういった役職を続けるべきでないと、この人から学んだ。
裏で密談され、役員会で罷免。
またその引き際に未練を残し、引き際の悪さをワシも目の当たりにした。
故人は今、自分の人生を振り返られ満足しておられるじゃろうか?
誰にも悲しい事、つらい事、さみしい事、嬉しい事、楽しい事があったハズ。
そして一人一人、この世での任務があったとワシは信じている。
どう他人が評価しようと、この世での任務を果たし、
やりきったと満足して還るのか、
それとも他人から惜しまれながらも、自分ではこの世に
まだやり残した事があると、不本意な一生を終えて還るのか、
どっちがエエんじゃろうね?